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「プリンセスの日常が面白すぎる」彬子さまの著書が爆売れで、注目集まる天皇陛下の留学記

週刊女性PRIME / 2024年6月26日 16時0分

'23年9月「全国豊かな海づくり大会」ご出席のため北海道厚岸町を訪問された陛下

「SNS投稿やネット書店のレビューを見る限り“とにかく面白い”“感動した”“文章が好き、上手、読みやすい”といった声が多いように思えます」

 今、三笠宮彬子さまの著書『赤と青のガウン』に注目が集まっている。これは'01年9月から1年間と'04年9月からの5年間の2回、合わせて6年間イギリスのオックスフォード大学に留学し、女性皇族として初めて海外で博士号を取得された、彬子さまの留学記。冒頭の言葉は、出版元・PHP研究所の広報担当のもの。'15年に発行された本が、今年の4月に文庫化され、皇族が書いた本としては異例のヒットになっているのだ。

皇族の留学記の“元祖”

「'23年5月に、電子書籍の読者“かよさん”がTwitter(現X)に《プリンセスの日常が面白すぎる》と投稿し、バズったことが文庫化の経緯です。当時、紙の単行本は品切れ状態が続いており、その扱いについて彬子女王殿下よりご相談があり、文庫版(紙・電子)に形を変えて『PHP文庫創刊40周年』を飾る1冊として発刊させていただくことになりました」(前出・広報担当)

 増刷を重ね、7月2日には25万部に到達するというベストセラーになっているが、皇族の留学記の“元祖”といえば'83年から2年間、同じオックスフォード大で過ごした思い出を天皇陛下が著した『テムズとともに』だ。

《今後はまず縁のないことであろう》と、銀行で他の国の紙幣をポンドに両替したり、クレジットカードを使っての買い物をしたことや、カジュアルな服装が理由でディスコへの入店を断られた失敗談。また、エリザベス女王一家や恩師、学友たちとの交流などが生き生きと綴られている。

復刊で書かれていた“夢”

 実は“かよさん”が『赤と青のガウン』にたどり着く前に読んでいたのが、『テムズとともに』なのだ。

《天皇陛下がまだ親王だったころに書かれた留学記も面白かったです。読了したら彬子女王のものがおすすめに出てきて》

 とXに綴っている。『テムズとともに』は'93年に学習院教養新書の1冊として初版が発行され、昨年4月に復刊。版元の紀伊國屋書店の編集担当、有馬さんは復刊について、

「出版されて30年がたち、古書でも価格が高騰して入手困難となっていた中、学習院創立150周年の記念事業の一環として新装・復刊になりました」

『テムズとともに』も当初は1万部で刊行する予定だったというが、予約の申し込みが殺到し、7万部でスタートしたという。

「『赤と青のガウン』が刊行された4月からは非常に動きがいいです」(有馬さん)

 6月22日から天皇、皇后両陛下はイギリスを訪問されている。その影響で、本の売り上げも伸びそうだが、

「大きく動けば増刷ということも考えますが、すでに10万部刷っていますので様子を見ながら、という感じですね」(有馬さん)

 天皇陛下は今回の復刊の辞で、

《遠くない将来、同じオックスフォード大学で学んだ雅子とともに、イギリスの地を再び訪れることができることを願っている》

 と書かれていた。その“夢”が叶い、陛下と雅子さまはイギリス滞在の最終日、28日にそれぞれが留学されたオックスフォード大学のマートン校、ベリオール校を訪ねられるという。

 青春を過ごした地を、おふたりはどんな思い出話をしながら歩いたのだろうか─。

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