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「これが大人の対応」婚活成功者を間近で見てきた仲人が指南、初対面の人に好印象を与えるコツ

週刊女性PRIME / 2024年7月3日 8時0分

どんな会話をするかで、お相手に伝わる印象が変わってきます(写真はイメージです)

 どんな会話をするかで、お相手に伝わる印象が変わってきます。婚活で相手の気持ちをうまく手に入れられる人というのは、話すときの表情、声色、話の進め方が上手です。仲人をしながら婚活現場に関わる筆者が、目の当たりにしている婚活事情を、さまざまなテーマ別に考えていく連載。今回は話し上手になるには、どうしたらいいのか、どんなポイントを押さえたらいいのか、まとめてみました。

いきなりの不躾な電話に唖然

 あるとき電話が鳴りました。出てみると、筆者の結婚相談所への入会問い合わせの電話でした。声は女性、声色からして40代くらいでしょうか。電話の主さんは、いきなり話し始めました。

「料金は、いくらですか?」

「ちょっとお尋ねしたいことがあります」や「お聞きしたことがあるのですが、このお電話でも大丈夫ですか?」の前振りもなければ、ご自身の名前を名乗ることなく、要件だけを矢継ぎ早に聞いてきました。

「1か月の料金はいくらですか?」
「お見合い料は、かかりますか?」
「期間限定で入会金無料のキャンペーンをやっている相談所もありますけど、そういう割引はないのですか?」

 筆者の結婚相談所のホームページを見れば出ていることなので、こちらから尋ね返しました。

「弊社のホームページはご覧になりましたか? この結婚相談所をどちらでお知りになりましたか?」

 すると電話の主さんは、こう言ったのです。

「ホームページ? 見ていませんね。結婚相談所でテキトーにネット検索していたら出てきたので、電話をしました」

 その言葉は、とても無不躾な印象でした。筆者は、“この方は、会員様としてはお預かりできないな”と思いました。

 結婚相談所は、それまで違う環境で生活してきた男女が結婚相談所のサイトを通じて出会う場所です。それまでは会ったことことのない、男女の出会いの場です。

 電話の主さんのようなタイプは、条件のいい相手に闇雲に申し込みをかけ、プロフィールもたいして読みこまずに会いに行って、自分の聞きたいことだけ捲し立てるように質問する。そんなことをしていたら、お見合いがうまくいくはずもありません。

 電話では、「別の相談所での婚活経験がある」ともおっしゃっていて、「そこで決まらないから、相談所を変えたい」とのことでしたが、結婚が決まらないのは相談所のせいではなく、ご自身に問題があるというのを気づいていらっしゃらないようでした。

 相談所を変えても、おそらく成婚までは辿り着けないのではないのではないでしょうか?

相手に好印象を与える会話、好かれる会話とは

 初対面の人に好印象を与える、人の気持ちを捉えることができる会話をするには、どんなことに気をつけたらいいのか、4つのポイントにまとめてみました。

1. 相手の話を聞く姿勢を示す

 これは、相手に対する尊重と関心を示す基本的な姿勢。このとき、単に黙って話を聞くだけではなく、少し前のめりになって、笑顔を見せながら、相槌を打ったり、うなずいたり、ときには相手の話の内容を繰り返したり(おうむ返し)することで、相手はあなたがしっかりと話を聞いてくれていると感じます。あなたに心を開き、自然とあなたを信頼するようになりますよ。

2. 共感の相槌をまずは打つ

 会話で大切なのは、相手の気持ちに寄り添うこと、共感することです。相手を否定しないことが、信頼関係を築くうえでは欠かせない要素です。

 相手が言ったこと、やったことを頭ごなしに、「それは違うでしょ」と否定したら、相手は不愉快になりますよね。

 相手が言っていることが、自分とは違う意見であったとしても、「ああ、そういう考え方もありますね」「なるほど、そう思っているのですね」と、まずは相手を受け入れる。そこから、「そうした考えもありますが、私はこんなふうに考えているんですよ」と自分の意見を言うと、それが反対の内容であったとしても、相手は嫌な気持ちになりません。

 さらに、苦労話や悲しい体験などの話を相手がしたときには、「それは本当に大変でしたね」とか「悲しかったですよね」「つらかったでしょうね」と、相手の気持ちを汲み取る言葉を使うと、相手は自分のことを受け止めてくれたという気持ちになり、心を開いてくれます。

 お見合いで会話をしているときに、あまりにも自分と考えていることが違っていたら、それは価値観の合わない相手。その後に交際をしてもうまくいかないでしょうから、お見合いは、“お断り”を出すでしょう。

 ですが、お見合いのときに、不愉快な顔をして相手の言うことを真っ向から否定するよりも、相手をまずは受け入れて、その後にご自身の考えを述べた方が角が立ちません。それが、大人の対応ですね。

3. 話を広げるならオープンクエスチョンを使う

 初対面の相手とは、会話が続く質問をしてみるように心がけてみてください。質問には、クローズドクエスチョンとオープンクエスチョンがあります。

 クローズドクエスチョンは、イエス、ノーで答えられる質問です。例えば、「コーヒーは好きですか?」「映画を観るのは好きですか?」「野球は好きですか?」など。

 対して、オープンクエスチョンは、自由に回答できる質問で、詳細な情報や意見を引き出すのに適しています。例えば、「はまっている趣味はありますか?」「週末はどんなふうに過ごしていますか?」「好きなスポーツはなんですか」など。

 クローズドクエスチョンをしたあとは、オープンクエスチョンで話を広げていくと、会話が、スムーズにつながっていきます。

 例えば、「コーヒーは好きですか」というクローズドクエスチョンに、「好きです」と返ってきたら、「コーヒーで好きな銘柄はありますか?」「よく行かれるカフェはありますか?」というオープンクエスチョンをしてみてください。コーヒーの話題で、少しの間盛り上がることができますよね。

4. 適度な自己開示を行う

 相手に心を開いてもらうためには、適度な自己開示をしていきましょう。自分の経験や感情をオープンにすると、相手も安心して自分のことを話してくれるようになります。

 ただ、自己開示の程度は相手とどのくらい親しい関係か、その状況によって匙加減を決めていってください。

 過去の恋人に手いたく裏切られた失恋話、壮絶な離婚話などは、リアルすぎて逆効果になることもあります。お見合いの席やお付き合いが始まった当初は、明け透けな自己開示は避けたほうがいいですね。

 コミュニケーションは一方通行ではなく、お互いのやり取りで成り立つものです。相手に誠実に向き合いながら、真摯な姿勢で会話をしていってください。“この言葉を言った時に相手がどんな気持ちになるのか”、その想像力も大事ですよね。


鎌田れい(かまた・れい)◎婚活ライター・仲人 雑誌や書籍などでライターとして活躍していた経験から、婚活事業に興味を持つ。生涯未婚率の低下と少子化の防止をテーマに、婚活ナビ・恋愛指南・結婚相談など幅広く活躍中。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。新刊100日で結婚(星海社)好評発売中。公式サイト『最短結婚ナビ』 YouTube『仲人はミタチャンネル

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