「もう終わるべき」神田正輝が『旅サラダ』卒業も番組は継続に反発が多いワケ

2021年11月、直撃取材を受ける神田正輝。多くは語らずタクシーに

　俳優の神田正輝がMCを務める『朝だ！ 生テレビ旅サラダ』（朝日放送制作・テレビ朝日系）が9月いっぱいで番組を卒業すると明らかになった。

　番組自体はサブ司会を務める女優の松下奈緒が単独MCとなり、勝俣州和やKAT-TUNの中丸雄一のレギュラー出演も継続する。

神田不在も視聴率変わらず

『旅サラダ』は1993年4月スタートの長寿番組。97年4月に草野仁に変わって神田が二代目MCとなり、27年に渡って“土曜朝の顔”を務めていただけに終了を惜しむ声が相次いだ。

《旅サラダといえば神田さんだったから寂しいな》
《辞めないほうが良いと思う。 独りにならないほうが良いな…》

　このほか《もう番組ごと変えればいいのになぜ続ける》《神田さんうんぬんより、この番組自体終わったほうがいいような》といった声も。

　やはり『旅サラダ』は神田あっての番組とを考える視聴者が多いようだ。番組が継続する背景を制作会社プロデューサーが語る。

「神田さんは“体のメンテナンス”を理由に昨年11月から今年1月まで番組を休んでいます。その前は急激に老け込んだ見た目の“激変”も注目を集めました。神田さんが休んでいる間も、視聴率に大きな変化が生じなかったため番組継続が判断されたのでしょう」

名物出演者も相次ぐ卒業

　神田は2021年12月に元妻の松田聖子との娘、沙也加さんの急逝直後にも番組に出演。「僕は元気ですよ」と気丈にふるまう姿も見せている。

　今回の神田の卒業発表前から『旅サラダ』は番組のリニューアル、アップデートを繰り返してきたとも前出の制作会社プロデューサーが続ける。

「2023年3月には番組開始当初から20年間に渡ってサブ司会を務めてきた向井亜紀さんが卒業。同じタイミングで09年からのレギュラー出演者の三船美佳さんのほか、97年から中継レポーターを務めてきたラッシャー板前さんも番組を去っています。名物出演者の相次ぐ卒業に、コアな番組の視聴者層からは不満の声が出ました」
　
　ネット上でも《ラッシャーが居なくなったあたりで辞めるべきだったよね》《向井亜紀さんを司会に復帰させてはどうだろうか》といった過去のレギュラー復活を望む声のほか《松下奈緒単独MCはキツイ。そのうち終わるだろうな》といった指摘も。

　“引き際を間違えた”とならなければ良いのだが……。