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東野幸治とヒロミのMC番組が今秋スタートでテレビ界の高齢化が進む?

週刊女性PRIME / 2024年7月13日 8時0分

写真左から東野幸治、ヒロミ

 昨年10月にスタートした『オドオド×ハラハラ』(フジテレビ系)と『ジョンソン』(TBS系)がともに今秋で終了することが、一部スポーツ紙の報道で明らかになった。

かつては世帯視聴率がヒットの目安でしたが、現在はスポンサー受けの良い購買意欲の高い13〜49歳を対象にしたコア視聴率や個人視聴率が重要視されています。それを受けて、番組の出演者も若返り化が進んでいます。『オドオド×ハラハラ』も『ジョンソン』も30〜40代の旬な芸人を揃えたものの、わずか1年で幕を閉じることになりました」(テレビ誌編集者)

アラフォー芸人番組が終了し、”アラ還”芸人の番組が開始

 『オドオド×ハラハラ』の後番組は、5月に特番で放送された東野幸治とSnow Man渡辺翔太がMCを務める『この世界は1ダフル』になるという。

現在、『ビリオン×スクール』が放送されている金曜夜9時枠のドラマ枠も今秋終了するのですが、その後番組はヒロミさんがMCを務める『女のTHE共通テン(仮)』という、共通点を持つ女性に密着するバラエティー番組になるそうです」(広告代理店関係者)

 “アラ還”である50代の東野幸治、ヒロミの番組をスタートさせるのは、時代とは逆行しているような……。エンタメ事情に詳しいフリーライターの大塚ナギサさんは、こう分析する。

娯楽の多様化に伴い、テレビが娯楽の王様ではなくなったことで世帯視聴率は下がる一方です。そのためテレビ業界もポジティブな要素を探した結果、コア視聴率や個人視聴率を新たなヒットの指標にしたという流れです。でも実際は、テレビをリアルタイムで視聴しているメイン層は50代以上ですからね。視聴者層に近い出演者でないと数字が取れないと、テレビ業界の人たちも気づいたのでしょう

 また『オドオド×ハラハラ』と『ジョンソン』の番組内容も視聴率が伸び悩んだ理由だと分析する。

現代のお笑いはマニアック化していて、熱心にチェックしている人でないと話している内容だったり、面白さが伝わりづらい構造になっています。この2番組はお笑い色が強い番組だったため、視聴者の幅が広がらなかったのが苦戦した理由だと思います

 ダウンタウンらが出演した『リンカーン』の後継番組としてスタートした『ジョンソン』は、「そのコンセプトがマイナスに働いてしまった」と続ける。

フジテレビ系『新しいカギ』もコントが軸だった頃は視聴率で苦戦しましたが、『学校かくれんぼ』企画がヒットして以降は素人参加企画が番組の軸になり、盛り返しています。『ジョンソン』は『リンカーン』という偉大な番組の呪縛に囚われすぎた結果、柔軟に企画や路線を変更できなかった。メンバーは悪くないだけに、もっといろんなタイプの企画を試すことができれば、人気番組になれたかもしれません

 フジテレビに秋から東野とヒロミの番組がスタートするのが事実か確認したが、

「改編の詳細に関してはお答えしておりません」

 との回答に留まった。

 東野やヒロミだけでなく、テレビ業界はベテラン勢が盛り返していくかもしれない。

若い世代は見逃し配信やサブスクで番組をチェックする人が多いですからね。深夜帯などは見逃し配信で視聴されやすい攻めた企画、ゴールデン帯は中高齢者がリアルタイムで見たくなるようなベテラン勢の冠番組や、ながら視聴しやすいゆるいバラエティー番組と二極化していくのでは」(制作会社関係者)

 秋以降は、中高齢者にはお馴染みの顔ぶれがテレビを席巻しそうだ。

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