「全身が真っ赤な状態」22歳“トップヲタ”女が出産直後にゴミ箱に捨てた乳児、発見者が語る壮絶現場

北川望歩容疑者（本人SNSより）

「猫かと思ったけど、まさか赤ちゃんとは……」

　アパートのゴミ箱で乳児を発見し、通報した住人は驚きを隠せない様子でこう話した。猫も生き物なので捨てていいわけはないが、それが人間だとしたら……なおさらだ。

出産したあと、すぐにゴミ箱に赤ちゃんを捨てた

　警視庁捜査一課は3日、住所・職業不詳の北川望歩容疑者（22）を殺人未遂の疑いで逮捕した。容疑者は6月20日ごろ、東京都練馬区にある自宅マンショの風呂場で出産したが、婚外子であることから、生後間もない乳児を隣のアパートのゴミ箱に遺棄。だが、同アパートの住民に発見され、捨てられた乳児は一命を取り留めた。

「発見された乳児は、体長50センチ、体重2900グラムぐらいだった」（全国紙社会部記者）

　北川容疑者は警察の取り調べに対して、

「出産したあと、すぐにゴミ箱に赤ちゃんを捨てた。出産したことがバレたくないと思った」

　と捨てたことは認めているものの、殺意は否認しているという。

　発見した住民は、事件当日のことを詳細に覚えていた。

「夕方6時30分ごろ、外に出ようとしたら、ゴミ箱のほうから“おぎゃー”というような声が聞こえてきた。元気で大きな声ではなく、弱々しくて小さな声だったから、猫かと」（発見者、以下同）

へその緒がついていて、汗だくだった

　ところが、ゴミ箱を開けてみると、コンビニのレジ袋の中にバスタオルが入っていて、その上に黒っぽいものが。

「外側からよく見ると、小さな腕のようなものが見えたので、赤ちゃんだと思った」

　すぐさま110番通報すると、警察が駆けつけてきた。

「警察が取り上げて、救急車で運ぶときには、へその緒がついていて、汗だくだった赤ちゃんは、全身がもう真っ赤な状態でした」

　赤ちゃんが捨てられてから、救出されるまではおよそ12時間が経過していたようで、

「たぶん、朝方に捨てられたんでしょう。6月20日はいまほど暑くはなかったですが、ゴミ箱の中だから……。あのとき気づかなければ、そのまま翌日まであと12時間ほど発見されず、熱中症で死んでいたかもしれませんね。見つけてよかったですよ」

　警察に囲まれて移送される際、ふてぶてしく笑っていた北川容疑者は一体どんな人物像なのか。

　容疑者の自宅マンションは築7年、3階建てで、間取り1Kで家賃月8万5000円ほど。自宅マンションといっても、ワンルームの広さに男性1人、容疑者を含む女性3人での共同生活だったという。

　ある地下アイドルに詳しいライターは、4人は同じメンズ地下アイドルの追っかけだと説明する。

「とりわけ容疑者は関西から上京しては、推しの地下アイドルに月100万円ぐらい金をつぎ込んでいたようで、TO（トップヲタ）と呼ばれていた。あまりにも頻繁に上京するため、同じ追っかけで一緒の部屋をシェアしていたんでしょう」

　北川容疑者が乳児を温かく抱きあげる日は来るのだろうか。