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「老けないな〜」チェ・ジウ、13年ぶりに日本のドラマに出演で気になる“再需要”

週刊女性PRIME / 2024年7月14日 16時0分

チェ・ジウ

《全然変わらない美しさ…》
《老けないな~》
《歳をとった、というより、まだこんなにきれいなんだ、と思った》

 と、ネット上で絶賛の声が上がったのは、『ブラックペアン シーズン2』(TBS系)で13年ぶりに日本ドラマに出演したチェ・ジウのことだ。

チェ・ジウ側の狙いは

 韓流ブームのきっかけとなった、ぺ・ヨンジュン主演『冬のソナタ』の大ヒットで、ヒロインを演じたチェ・ジウは日本でも名が知られ、一躍、大人気女優に。『冬ソナ』から約20年、チェ・ジウの現在の韓国での人気はどうなのか。All About「韓国ドラマ」ガイドである安部裕子さんに聞くと、

「チェ・ジウさんは2017年の『世界でもっとも美しい別れ』を最後に、ドラマの主演はありません。2018年に結婚、2020年に長女を出産し、お子さんがまだ小さいという家庭のこともあり、仕事はセーブしていたのかもしれません。演技派女優で映画やドラマにどんどん出るというよりは、チェ・ジウというブランドを築いていて好感度が高く、なおかつ『日本ですごく人気がある韓流スター』というイメージが韓国では強いです

 という。では、今回のドラマ出演の、制作側とチェ・ジウ側の狙いはどこにあるのか。

「前クールで放送された『Eye Love You』でチェ・ジョンヒョプさんがブレイクして注目されたこともあり、『ブラックペアン〜』も同じTBS。韓国カルチャーの盛り上がりをテレビ局が感じ取ったのだと思います」(安部さん、以下同)

 視聴率に関しても関係があるそうだ。

中高年層の視聴者はリアルタイムでドラマを見るという点で、視聴率のキーポイントになります。まさにチェ・ジウさんのファンも中高年層ですから、テレビ局もそれを狙ったのでしょう。

 チェ・ジウさんも女優業をがっつりやるというよりは、韓国のバラエティー番組『スターパパ奮闘記!スーパーマンが帰ってきた』のMCなど、幅広く活動しています。コロナ禍を経て日本に行けなかったこともあり、ここで日本のファンにサービスをする意味もあったのでしょう」

 今年3月に所属事務所を移籍したことも、自由な活動につながっているのかもしれない。

 韓国カルチャーの盛り上がりのほかにも、日本の連ドラに韓国人俳優が出演する理由はありそうだ。

日韓俳優の交流が激しく

「『Eye Love You』のような韓国男性のストレートな愛情表現は、日本の男性には欠けていますよね。そういった欠けたところを補うという役割があるのだと思います」

 さらに、最近は逆の現象も起きているそう。

福士蒼汰さんが、Netflixの韓国ドラマ『この恋、通訳できますか?(仮題)』に出演することが決まったり、磯村勇斗さんとオク・テギョンさんが、Netflixの新作ドラマ『ソウルメイト』でW主演を務めたりと日韓の交流が激しくなっています。

 また『イカゲーム』のイジョンジェさんや『梨泰院クラス』のパク・ソジュンさんなど出演ドラマが大ヒットして当たれば一躍世界的に有名になったという例もあり、世界的な俳優になれるという韓国ドリームがあります。韓国の作品は勢いがあるから出たいという日本の俳優さんも多く、そういった流れから自然にキャスティングも増えているのだと思います」

 冒頭のように日本のドラマ視聴者から出演を喜ぶ声が上がったチェ・ジウ。

「演技力も間違いなくありますし、役柄も謎めいていて気になります。またブームが来たらいいなと思います」

 日韓交流が盛んな今、「チェ・ジウ需要」は美貌と同じく衰え知らずのようだ。


●専門家プロフィール:
All About「韓国ドラマ」ガイド  安部 裕子(アベ ユウコ)
韓国エンターテインメントライター。97年に韓国ドラマの面白さに目覚め、これまでに約1100作品もの韓国ドラマを視聴。執筆業を中心にコメンテーター、韓流ロケ地ツアーのアドバイザーなども行う。ウェブ媒体でも“じーにょ”というハンドルネームで活動中。

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