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都知事選で石丸伸二氏の“じゃない方”として出馬した医師・石丸幸人氏に聞いた「作戦通り」の弁

週刊女性PRIME / 2024年7月17日 6時30分

都知事選で全体2位となり、一躍時の人になった石丸伸二氏

 7月7日に開票が行われた東京都知事選。現職の小池百合子氏が3度目の当選という結果で幕を閉じた。

「小池氏に次いで全体2位となったのは、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏。主に若い世代を中心に多くの票を獲得した石丸氏ですが、開票速報でのマスコミからのインタビューで質問者との会話がかみ合わず、時に威圧的な態度を示したことで、ネット上では賛否の声が上がりました。実際にインタビューを行った社会学者の古市憲寿さんは石丸氏について“出来の悪い生成AIみたいな話しぶり”と評しています」(政治ジャーナリスト、以下同)

 良くも悪くも注目を集めている石丸氏だが、都知事選では“もうひとりの石丸”にも注目が集まった。

アディーレ法律事務所の創設者で、現在は医師として活躍する石丸幸人氏です。都知事選では初出馬ながらも約9万6000票を獲得し、全体8位と大健闘しました

 そんな石丸氏だが、実は異色の経歴の持ち主で……。

「石丸氏は大学卒業後、セガに入社したものの、赴任先の北海道で3度の酒気帯び運転行い逮捕されています。人生を巻き返すべく弁護士を志し、29歳で司法試験に合格。その後、43歳で北里大学医学部に進学し、医師免許を取得した石丸氏は、昨年美容クリニックを開業しました」

 石丸氏は今回都知事選に出馬した理由について次のように語る。

法律と医療の知識を世の中に広めたいと思い、今年からYouTubeで発信しているのですが、思うように広がらず……。それについてNHKから国民を守る党代表の立花孝志さんに相談したところ、“当選というより、考えを広めるために選挙に出るのもあり”と助言をいただき、出馬に至りました。ですから、思ったより得票できたなと驚きました」

石丸がふたりいることで盛り上がる

 ネット上では“じゃない方の石丸”という揶揄も。しかしそれは「作戦通り」だったようで、

「選挙が始まる前から、立花さんと“石丸がふたりいることで話題になり、盛り上がるんじゃないか”と話していたんです。そういう意味で、ネット上でそうした声が上がるのは作戦通りでした」(石丸さん、以下同)

 現在はアンチエイジングに力を入れた『クリニックゼロプラス』で院長を務めている石丸氏。今後の展望について次のように語る。

「やはり法律と医療の知識の発信を続けていきたいです。選挙については、今後出馬するのかはまだ決めていません。今回、立花さんがアドバイザーのような形でたくさん助言をくださったので、相談して決めようかなと思います」

 “じゃない方”が本家を逆転する日は来るのか、今後の動向に注目したい。

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