佳子さまがインスタグラム開設で秋篠宮家のイメージ逆転か、“東洋のダイアナ”に期待する起死回生の一手
週刊女性PRIME / 2024年7月24日 7時30分
7月17日、天皇、皇后両陛下は『太平洋・島サミット』に参加した、14の国や地域の首脳夫妻を皇居・宮殿での宮中茶会に招かれた。
珍しく登場された佳子さま
「茶会には秋篠宮家の佳子さまも出席されており、その様子が宮内庁の公式インスタグラムで公開されました。これまでの投稿は天皇ご一家のものがメインなので、佳子さまが登場されるのは珍しいこと。宮内庁がインスタ開設に踏み切った理由として、若者世代に皇室に関心を持ってもらうことが挙げられます。
佳子さまはその美貌から若い世代から支持されている印象ですし、今回の投稿で“佳子さまのお姿をもっと見たい”という声も上がっています」(皇室ジャーナリスト、以下同)
4月1日に開設され、約4か月が経過した宮内庁インスタグラム。現時点でフォロワー数は約180万人に上り、好調だ。
「天皇ご一家の“家族愛”が伝わってくることが、好調の要因でしょう。私たちが普段、報道で拝見するご一家は公務のときなど、ある意味で“お堅い”姿が多いですが、インスタではプライベートな様子が公開されています。そうした投稿で見られる自然な振る舞いに気さくさがあり、より身近に感じられます。那須ご静養時の投稿が話題になったのも、リラックスした普段のご一家を感じられたからだと思います」
そんな好調なSNSにおいて、早くも宮内庁は“新たな一手”を考えているという。
「SNSを運用する宮内庁広報室は今後、“佳子さまをメインとした投稿も行う”と計画を立てているそうです。佳子さまの若者人気を活用し、秋篠宮家に吹く逆風を打破しようという思惑もあるのでしょう。佳子さまが5月にギリシャを公式訪問された際には、現地メディアから“東洋のダイアナ”と称され、ビジュアルが重視されるインスタとの相性は良いように思えます。実は佳子さまには専属のカメラマンがいるほど、ご本人としても写真にはこだわりがおありです。そうした面からも佳子さまのインスタ投稿には期待できると思います」
佳子さまがSNSアカウント作成も
'22年、秋篠宮さまはお誕生日会見でSNSについてこう言及されていた。
「記者からの“各皇族方がアカウントをお持ちになって、発信するという可能性もあるか”という質問に対して、“おそらく私はやらないと思いますが、もちろんあり得ることだと思います”と発言されていました。秋篠宮さま自身はSNSに対して消極的な姿勢のようなので、秋篠宮家としてのアカウントではなく、佳子さま個人のアカウントが作成される可能性もあるでしょう」(皇室担当記者)
宮内庁が佳子さまの投稿をする場合の問題点について、皇室制度に詳しい静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授は次のように話す。
「佳子さまのお写真を投稿するにしても、現在のアカウントに投稿するのか、新しいアカウントを作るのか、最初に方針を決めておくべきだと思います。いずれにせよ、デメリットは生じるでしょう。例えば、新しいアカウントを作ってしまうと、天皇ご一家と佳子さまが同じ皇室の一員でありながら、それぞれ別の活動をしているように受け取られる可能性があります」
小田部名誉教授が続ける。
「逆に現在の公式アカウントに佳子さま関連の投稿をするとなると、天皇ご一家と佳子さまという皇嗣家の一員が同格の存在であるように受け取られかねません。そうしたことを避けるためにも、天皇家以外の宮家の方々だけのアカウントを別に設けて、そこに佳子さまの投稿をするのが望ましいと思います」
考えられる懸念は、ほかにもある。
「秋篠宮家の中で佳子さまだけがSNSに登場した場合、“家族の関係性に問題はないのか”という声も上がるはずです。天皇ご一家のインスタ成功の一因は、ご家族の一体感にあったともいえます。その文脈でいえば、独居騒動を起こし、ご家族から孤立した佳子さま個人の投稿が、どこまで国民の共感を得られるのか心配もあります」(小田部名誉教授)
インスタグラマー計画
懸念も残る“インスタグラマー計画”だが、前出の皇室ジャーナリストは「佳子さまのインスタ開設は秋篠宮家のイメージ逆転の一手になり得る」と太鼓判を押す。
「佳子さまは身体に障害があるなど、社会的に弱い立場に置かれた人々に対する思いが強く、'21年から『全日本ろうあ連盟』の非常勤嘱託職員として勤務されており、手話への造詣が深くおありです。ギリシャ訪問時も聴覚障害者支援施設を訪問し、現地の手話を学ばれるなど、国外の聴覚障害者にも寄り添われていました。
若者世代からは、佳子さまの存在自体は広く認知されていると思いますが、具体的にどのような活動をされているのかまでは広まっていない印象。SNSのように、ご自身の活動を発信できる場があれば、若者世代が抱く佳子さま、ひいては秋篠宮家のイメージを“逆転”させられるかもしれません」(皇室ジャーナリスト、以下同)
佳子さまのご活動を発信する利点はそれだけではない。
「近年の佳子さまは“国民に寄り添う皇室”を体現されているように思えます。『デフリンピック』という聴覚障害のあるアスリートのためのスポーツ競技大会、手話の普及や福祉教育を進めるために毎年開催される『全国高校生の手話によるスピーチコンテスト』、あらゆる障害のある方々が音楽とダンスを楽しむ『ドレミファダンスコンサート』などのイベントにたびたび出席されています。
佳子さまがこうした場に足を運ばれることで、メディアに報道され、世間に対して障害のある方々の存在や活動を周知することにつながっています。インスタでもそうした活動が発信できるようになれば、社会にプラスに働くことは間違いないでしょう」
佳子さまのインスタグラマーへの“変身”が起死回生の一手となるか。
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