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《代役“下剋上”ランキング》宮沢りえ・明石家さんまを抑え圧倒的1位になった“強運女優”

週刊女性PRIME / 2024年8月19日 11時0分

南野陽子、川口春奈、宮沢りえ、明石家さんま

 本来であれば昨年の6月に公開予定だった映画『緊急取調室 THE FINAL』の再始動がようやく決まった。公開直前の昨年5月、主要キャストの市川猿之助が両親に対する自殺ほう助事件を起こし、公開が延期に。再撮影を余儀なくされていたが、今回、代役として石丸幹二の起用が発表された。

 猿之助の事件に限らず、ドラマや映画では出演者の不祥事、スキャンダル、健康問題などにより代役を立てざるを得ないドタバタ劇がこれまでにもあった。過去の“代役俳優”で、あなたがこれまでに最も印象に残ったのはいったい誰? 全国30代~60代の男女1000人へのアンケート結果で見る“代役”ランキングの発表です!

代役“下克上”ランキング

 10位にランクインしたのは、2007年の連続ドラマ『ハゲタカ』(NHK)で中村獅童の代役を演じた松田龍平。撮影期間中、飲酒運転で検挙された獅童が自主降板。代役として、獅童よりもひと回り近く年下の松田が抜擢された。

「獅童とはまた違う強い個性で、代役を完遂していた」(北海道・男性・62歳)など、松田の演技を高く評価する意見が多く見られた。

 当作は企業買収をテーマにした社会派ドラマで、松田の役どころは大森南朋演じる主人公から父親の会社をつぶされた過去を持つIT青年社長。当時23歳の若さだったが、金への欲望にとり憑かれた人間の狂気を見事に演じ、SNSでも「むしろ松田さんでよかった」と称賛の声が相次いだ。

 一方、獅童は当時、竹内結子さんと結婚していたが──。

飲酒運転がきっかけで浮気が発覚、離婚にまで至り、降板だけでは済まない散々な結果になりましたね」(芸能記者)

 9位は、'17年の連続ドラマ『愛してたって、秘密はある。』(日本テレビ系)で、小出恵介の代役を務めた賀来賢人

「まさか代役とは思わなかった」(千葉県・女性・43歳)のコメントどおり、川口春奈演じるヒロインの兄役にしっくりハマっていた。

「小出は当時、17歳の女子高生との飲酒と淫行が発覚し、無期限活動停止を発表しました。本作の降板だけでなく、多数のCMが打ち切りになるなど大騒動に。翌年には所属事務所を退社し、現在も地上波作品には復帰できていません」(前出・芸能記者)

 一方の賀来は、昨年度のタレントCM契約社数が12社と、男性部門のトップに! 女優の榮倉奈々との結婚生活も順風満帆そのもので、小出との明暗がくっきり分かれた形だ。

『スケバン刑事』のバトンリレー

 8位は、連続ドラマ『がんばっていきまっしょい』(フジテレビ系)で、内博貴の代役となった田口淳之介。'05年当時18歳だった内は、未成年にもかかわらず仕事先の仙台市内で飲酒。公園で酩酊していたところを警察に補導され、無期限謹慎に。所属していた関ジャニ∞、NEWSの両グループからの脱退も余儀なくされた。

「ドラマの途中から田口くんに変わり、モヤモヤしたのを覚えている」(富山県・女性・40歳)とあるように、このときすでにドラマは放送中。4話から急に登場人物が交代する最悪のパターンとなった。

 その後の内は、露出は減ったものの現在も旧ジャニーズ事務所に所属しており、舞台を中心に活動中。一方の田口は、その後事務所を退所、'19年には大麻取締法違反で逮捕され表舞台から姿を消したまま。窮地の内を助けたはずの田口がこんな境遇に陥っているとは、交代劇から20年近くたった今も、ファンとしてはなんだかモヤモヤな気分に違いない……。

 7位となったのは、'18年のNHK大河ドラマ『西郷どん』で、斉藤由貴の代役となった南野陽子

「偶然にも『スケバン刑事』(フジテレビ系)の初代から2代目に続くバトンリレーだったので、そういう意味では面白かった」(神奈川県・男性・55歳)と、ふたりがアイドルだった'80年代に思いを馳せたファンも。

 斉藤の降板理由は、50代医師とのW不倫騒動。不倫そのものより、お相手が斉藤の自宅で頭にパンティーをかぶっている写真のほうがはるかに衝撃的だった。その医師とは昨年にも警察沙汰のトラブルが報道され、6年がたった今も関係が続いていることが判明。もしや2度目の降板騒動もあり得るかも!?

 6位は昨年放送の連続ドラマ『この素晴らしき世界』(フジテレビ系)で、体調不良により降板した鈴木京香に代わり主演を務めた若村麻由美

「まるで元から若村さんに決まっていたかのように自然だった」(福岡県・女性・56歳)と、さすがの演技力を称賛する声が集まった。

「実はこのドラマ、脚本家が鈴木に“当て書き”したものだったと囁かれていました。事実なら、それを感じさせなかった若村の表現力は見事としか言いようがありませんね」(前出・芸能記者)

 しかし残念なことに視聴率は低空飛行。とはいえ、平凡な主婦と大女優という“一人二役”の難役を演じ切った若村には拍手を送りたい。

突然の病気、訃報で託される役者の覚悟

 5位は、'21年公開の映画『キネマの神様』で、主演を務める予定だった志村けんさんの代役を演じた沢田研二

「新型コロナウイルスによる志村さんの急死がショックだったが、代役がジュリーとはインパクトがすごすぎた」(東京都・男性・47歳)と意外な代役に驚いた人が多いが、実はふたり、もともと同じ事務所の出身。『8時だョ!全員集合』(TBS系)などで何度も共演するなど、旧知の仲だった。

 映画公開後、SNSでは《沢田の表情に志村さんの面影を感じて感動した》《ジュリーの演技があまりにも志村さんに寄せすぎで不自然》と賛否両論。当の沢田自身は、

「志村さんのお気持ちを抱きしめ、やり遂げる覚悟だった」

 とコメントを発表。志村の遺志を継ぎ、代役をやり切ることで友情を貫いた。

 4位となったのは、'13年の舞台『おのれナポレオン』で、天海祐希の代役を務めた宮沢りえ

 同作は三谷幸喜と野田秀樹がタッグを組んだ超話題作。前売りチケットは完売し、公演は順調に進んでいたが、残り4ステージを残したところで天海が軽度の脳梗塞を発症。代役として急きょ、宮沢が選ばれた。

「代役とは思えないほど素晴らしかった」(東京都・男性・48歳)とアンケートでもその演技を称える声が集まったが、このとき宮沢に与えられた稽古日数はわずか2日。この練習量ではたして2時間半の舞台を演じ切ることができるのか、各方面から不安の声も上がったが、舞台では代役とは思えぬ堂々とした演技を披露。拍手喝采の客席からはスタンディングオベーションが湧き起こり、ニュースでも大きく取り上げられた。

「公演中止の危機を救った宮沢に対し、脚本家の三谷は“宮沢さんに、今回のお礼に芝居を書く”とコメントしました。この9年後に三谷が脚本を務めたNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が、その“お礼”ではないかといわれています」(前出・芸能記者)

 宮沢は、小栗旬演じる主人公・北条義時の継母、りくという重要な役どころを務め、その存在感を発揮した。突然の代役騒動が、宮沢の女優人生の重要な1ページとなったことは間違いなさそうだ。

まさに“運命”芸能人生を変えた役

 3位にランクインしたのは、'83年公開の映画『積木くずし』で高部知子の代役を務めた渡辺典子。非行少女と、それを更生させようとする両親とのすさまじい日々を描いた同名のノンフィクションは累計300万部を売り上げ、社会現象に。テレビドラマ版の主演を当時15歳の高部が務めた。

 ドラマが大ヒットし、映画化が決定したタイミングで、かの有名な「ニャンニャン事件」が起こる。ベッドの中、半裸の状態で喫煙している高部の写真が週刊誌に掲載され大騒ぎに。当時15歳の高部は映画の主演はもちろん、テレビのレギュラーやCMも降板せざるを得ない状況となった。このとき映画の代役を務めたのが、薬師丸ひろ子、原田知世と並んで当時“角川3人娘”と呼ばれていた渡辺だった。

「お嬢様アイドル的な存在だった渡辺典子が、演技派に脱却した作品だったと思う」(東京都・男性・60歳)と、当時から渡辺版の『積木くずし』に対する注目度は高かった。

 乱闘、壮絶なリンチ、両親に反抗し暴れるシーンなど、張りつめた場面で渡辺は鬼気迫る演技を見せ、同年に日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。'20年以降目立った露出はないが、いまだ“伝説の女優”として根強いファンは多く、新作への出演が待たれる。

 2位は知る人ぞ知る交代劇! 『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)で、代役としてブラックデビルを演じた明石家さんまがランクイン。

「代役ということすら知らなかった」(神奈川県・男性・55歳)との声も多いが、初回収録では高田純次がブラックデビルを演じていた。ところが高田がおたふくかぜに感染してしまい、たまたまスタジオに残っていたさんまが次回から代役を務めることに。

 ビートたけし扮する「タケちゃんマン」との対決は同番組の目玉コーナーで、ブラックデビルはさんまの人気を全国区にまで押し上げるきっかけとなった、まさにハマリ役。『ひょうきん族』が視聴率20%超えのお化け番組にまで成長したのは、高田のおたふくかぜのおかげかも!?

 断トツの票数で1位となったのは、'20年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で、沢尻エリカの代役として帰蝶を演じた川口春奈

 沢尻にとっては初の大河出演だったが、クランクインから約5か月後に麻薬取締法違反で逮捕されてしまう。すでに撮影は進行中、しかもオンエアまでわずか2か月とあり、現場は急きょ代役を探すはめに。そこで川口に白羽の矢が立ったのだ。

「川口は当時24歳で、大河はもちろん時代劇の出演も初でした。そのうえ主演ドラマ打ち切りの過去もあり“低視聴率女優”など彼女の抜擢に不安の声も上がっていました」(前出・芸能記者)

 しかし周囲の心配の声をよそに、織田信長の正室という重役を演じ切った。

「川口さんのその後の活躍を見ていると、彼女の運の強さを感じずにいられない」(三重県・男性・56歳)の言葉どおり、これを機に川口の株は急上昇。'23年にはCM契約社数が21社に上り、男女タレント総合部門で1位になるなど、活躍ぶりは周知のとおり。誰もが認める国民的女優へと成長した。

 代役を引き受けたタレントたちのほとんどは、騒動をステップに大きな飛躍を遂げている。まさにピンチはチャンス! 今後登場する新たな“代役下克上”に注目したい。

全国30代~60代の男女1000人に聞いた代役“下克上”ランキング10

1 川口春奈(大河ドラマ『麒麟がくる』) 沢尻エリカ 371票
2 明石家さんま(『オレたちひょうきん族』) 高田純次 146票
3 渡辺典子(映画『積木くずし』) 高部知子 78票
4 宮沢りえ(舞台『おのれナポレオン』) 天海祐希 70票
5 沢田研二(映画『キネマの神様』) 志村けん 56票
6 若村麻由美(ドラマ『この素晴らしき世界』) 鈴木京香 29票
7 南野陽子(大河ドラマ『西郷どん』) 斉藤由貴 21票
8 田口淳之介(ドラマ『がんばっていきまっしょい』) 内博貴 20票
9 賀来賢人(ドラマ『愛してたって、秘密はある。』) 小出恵介 15票
10 松田龍平(ドラマ『ハゲタカ』) 中村獅童 14票

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