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水原一平被告の「量刑と帰国日」が10月に確定へ、日本で待ち受ける無理難題の“26億円返済”生活

週刊女性PRIME / 2024年8月9日 11時0分

水原一平被告(共同通信社)

 世界一のスポーツ選手の相棒から“大泥棒”に。今年3月、大谷翔平の通訳を務めていた水原一平被告が違法賭博をしていたとして、ドジャースから電撃解雇された。

「韓国での開幕戦の翌日、3月21日に水原被告の解雇がドジャースから発表されました。水原被告は2021年から違法なスポーツ賭博に手を出して多額の借金を負い、その返済のため、大谷選手の口座から胴元に送金したのです。大谷選手の関与を疑う声も一部から上がりましたが、FBIもMLBも大谷選手は“被害者”と結論づけました」(スポーツ紙記者、以下同)

 大谷がエンゼルスに移籍した2018年から二人三脚で歩んできたのが水原被告だった。

「日本ハムで通訳を務めていた水原被告は、大谷選手の専属通訳として渡米。練習相手や運転手としても支えました。新人王を獲得したメジャー1年目を終え、大谷選手は“私生活も含めて本当にお世話になりました”と話すほど水原被告には感謝していました」

 大谷は唯一無二の二刀流で活躍し、今年から10年総額約1015億円(当時のレート、以下同)でドジャースへ。“相棒”も移籍した矢先だった。

「水原被告は銀行の担当者に電話で大谷選手本人だと偽り、多額の送金をしていました。当初、被害額は450万ドル(約6億7000万円)とされていましたが、最終的に1700万ドル(約26億円)ほどになりました」

 不正に送金した銀行詐欺罪と虚偽の納税申告書を提出していた罪で訴追。保釈金を支払い、大谷との接触禁止などの条件付きで保釈された。

「水原被告は罪を認める代わりに刑が軽減される司法取引に合意。5月にロサンゼルスの裁判所に出廷し、手続き上の理由で形式的に無罪を主張しましたが、6月に出廷した際は有罪を認めました」(在米ジャーナリスト、以下同)

帰国後に始まる“巨額返済”生活

 今後は、10月26日に量刑が言い渡される予定。重罪を犯した水原被告には一体、どのような判決が下るのか。

「2つの罪を合わせて最大で禁錮33年ですが、司法取引で短縮されます。アメリカ司法省の資料によると、検察側と水原被告側の司法取引では量刑が4年9か月から5年11か月の範囲であれば、控訴しないことで合意しています。裁判官はこの合意も参考にして量刑を決めるため、5年程度になるかと思われます。また、捜査を担当した検事は6月の会見で“アメリカで服役後に日本に強制送還される”と見通しを明かしました」

 大谷への弁済義務もあるが、全額返済は現実的ではなさそうで─。

「ウーバーイーツの配達員をしていると現地メディアが報じました。数年前に始めたようですが、今回の事件で資格が剥奪されました。人気者の大谷選手を裏切った人が返済できるほどの大金を日本で稼ぐのは難しそうです」

 稀代のスターの通訳という立場を利用して働いた悪事の代償は高くつきそうだ。

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