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「生きがいだった」数万人の足止めた埼京線・痴漢“線路逃亡”男、全女性を敵に回すトンデモ趣味

週刊女性PRIME / 2024年8月30日 6時30分

埼京線

 警視庁新宿署は12日、東京都江戸川区に住むタクシー運転手の岩橋英治容疑者(61)を不同意わいせつ、威力業務妨害の疑いで逮捕した。容疑者は5月27日の午前中、池袋駅から新宿駅を走行中のJR埼京線の車内で、10代女性に痴漢行為をして、電車から降車させられた際に線路内に立ち入り、逃走。JR職員に安全確認などを余儀なくさせ、通常運行を妨害したというもの。

「容疑者は駅員の静止を振り切って線路に飛び降りて逃げようとしたのですが、結局は捕まった。ただ、この騒動で電車が止まったため、駅は大混乱に陥りました」(全国紙社会部記者)

 逃走の様子は、SNSによって拡散された現場に居合わせた一般客が撮影したと思われる動画で確認できる。ホームで被害女性やほかの乗客に囲まれた容疑者は突然線路に飛び降り、ダッシュで向かいのホームへ。駆け上がると、一目散に階段を下って去っていった。容疑者は白い半袖のワイシャツ、黒っぽいズボン、黒い革靴に黒いカバンと、いかにも通勤途中のサラリーマンを装っていた。

「25歳くらいから繰り返している」

 岩橋容疑者は7月にも同様の犯行をしていたことが発覚、すでに逮捕されていた。

「今回はそこから遡って、5月の犯行が明らかになって再逮捕されたわけですが、ほかにも余罪が2件ほどあるようです」(同・社会部記者)

 警察の取り調べに対して岩橋容疑者は、

「スカートの中に手を入れたことは覚えていない」

 と容疑を一部否認してはいるものの、

「嫌がる女性を見るとスリル、征服感があり、それを味わうためだった。25歳くらいから繰り返している」

 とも。卑劣極まりない犯行理由を告白した容疑者は一体どんな人物なのか。

 犯行現場の新宿駅からおよそ20キロ、電車と徒歩で40分ほどかかる江戸川区のマンションに容疑者は住んでいた。築約30年で3階建て、4畳半1間で家賃月 4万5000円、約1年前に単身で引っ越してきたという。

「ほとんど見たことないけど、61歳? そんなにいっているとは見えなかった。もっと若い印象だった。でも、そんないい歳の男が10代の女の子に痴漢なんて、笑えないね」(同じマンションの住民)

 容疑者の知人は、容疑者が刑務所から出てきたばかりだと証言する。

それが唯一の趣味、生きがいだったのかも

「近隣の社会復帰に理解のあるタクシー会社で働いていたようだね。うん、おとなしくて真面目な感じで、金はなかったようだけど、家賃は滞納しないで払っていたみたい」

 実際のところ、岩橋容疑者は2年半ほど前にも犯行後に逃走する手口を実行していた。

「池袋―新宿間の埼京線内でのまったく同じ犯行で、やはり線路を逃走。岩橋容疑者は驚くべきことに、この日は病院で健康診断を受診する日で待ち時間に抜け出して犯行に及んでいて、“時間あったので痴漢しようと思った”と供述していましたね」(前出・社会部記者)

 懲りない破廉恥な男というしかない。

「どういう育ちをしてきたからそうなったのかは知らないけど、それが唯一の趣味、生きがいだったのかも。タクシーの夜勤明けでも、わざわざサラリーマンの格好をしてラッシュの電車に乗っていたんだから……」(前出・知人)

 被害者の心情には目もくれず、35年以上もひたすら痴漢に明け暮れている容疑者には、もう呆れるしかない。今回、再び刑務所に舞い戻って改心できるかははなはだ疑わしい。

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