【独占】佐々木希と“金銭トラブル”のジュエリー職人が実名告発「私を軽視していた」お粗末LINEの真相
週刊女性PRIME / 2024年9月9日 21時0分
「これほどまでに粗末な依頼を受けるくらいだったら、死んだほうがマシと、本気で思いました」
週刊女性の取材にそう話すのは、宮澤紀充氏。『週刊文春』8月29日号で、佐々木希との間に起こった“金銭トラブル”を報じられたジュエリーデザイナーである。今回彼は実名を明かした上で、騒動についての詳細と現在の思いを語った。
「当初、佐々木さんから2人目のお子さんが誕生したため、記念となるオーダーメイドのピアスを最終的に40万円で依頼されました。しかし、約9か月間も、代金が“未払い”だったことから制作を断念し、キャンセル料として66万円を請求したんです。その後、謝罪とキャンセル料の入金があったものの、『文春』の記事が出た後にSNSなどを通じていろいろな声が殺到したことから、改めて自分の口で説明しようと思いました」(宮澤氏、以下同)
佐々木へのジュエリー制作は今回が2度目だった。
佐々木の「宣伝してあげた」態度
「最初は、向日葵をモチーフにした指輪を佐々木さんがオーダーしてくれて2021年の12月2日に納品。ただ、代金の28万円が振り込まれたのは納品から約10日後。その未払い期間中に佐々木さんが指輪の写真をインスタグラムにアップしていて、少し疑問を感じました」
というのも、佐々木がインスタグラムでジュエリーを“宣伝してあげた”という上下関係ができたように宮澤氏は感じたからだという。
「当初は、お互い対等な関係で、敬意、リスペクトを持って交流していたと記憶していますが、次第に私を軽視しているような態度に変わってしまったんです」
そして騒動となった2度目のジュエリー制作に関して、時系列に沿って説明する。
佐々木は2023年4月に第2子を出産。同年の9月に世田谷区のイタリアンレストラン『G』で宮澤氏と会食した際、第2子の誕生石を使ったジュエリー制作を依頼した。
「“忙しいことはわかっているが、2人目も生まれたのでオーダーしたい。予算はいくらでもいい”と話していました」
LINEでのやりとりの後、宮澤氏は予算を50万円に設定。原材料費の高騰が原因で、前回より価格を上げざるを得なかったという。
見積もりの提示に佐々木は「高っ!」
その約1週間後に名古屋で佐々木と落ち合った際、宮澤氏は佐々木の希望に沿った石を主体にしたピアスのデザイン画を見せて、しかも手渡したそうなのだが─。
「50万円の見積もりを提示すると、佐々木さんは“高っ!”とひと言。この数日後、LINEで石の色や配置などデザインの細部を写真付きで細かく説明しました。価格については、材料的にも本来80万円ほどかかる商品でしたが、出産のお祝いもかねて値引きのサービスを行い、改めて50万円の見積もりを出しました。佐々木さんの質問のすべてに答え、真摯に対応すると《ありがとう!また連絡します》と返信が。しかし、10月中旬以降は音信不通になってしまったんです」
年が明けた今年2月、宮澤氏が佐々木の誕生日前日にお祝いメッセージを送り、進捗が滞っていたピアスについても触れると《デザインちょっと待ってね》と返信が。
その後、2人が直接会ったのは3か月後の5月。世田谷区の台湾料理店『K』で、佐々木と夫の渡部建、共通の友人家族で食事をした。
「佐々木さんは個人的な悩みを口にしていましたが、ピアスの話がいっさい出てこなかったのでこちらから確認すると、しっかりと“予算は40万円でお願いします”と返答したんです。当初は50万円で見積もりを取っていたので、デザインと材料を見直して、40万円で収まるように調整しました。本来は内金を入金後にデザイン制作に入っていることを改めて説明しました。6月からすべてのお客様に対して価格改定を行うこともあり、5月末日までの入金をお願いしました」
「私、予算40万円って言ったよね」
この2日後、宮澤氏はLINEでジュエリー価格分の請求書等が必要かを佐々木に確認。すると佐々木は、
《いえいえー、見積書いらないよ。後で領収書だけお願いします。私、予算40万円って言ったよね、確か!?》
と返信。金額については「40万円」とはっきりと認識していたことになる。
「振込先を教えると《ありがとう!振り込みます!》と返信がありました。念のため、5月28日に確認のLINEを送ったのですが、返信はなし。連絡があったのは、入金期限をとうに過ぎた6月11日でした。
佐々木さんから送られたLINEにはATMの画面写真が添付されていて、そこには《お取扱が停止されています》の文字が。“自分の口座に不備があったのかもしれない”と、別の口座から振り込んでみたら問題なかったので、口座が凍結されていないことを佐々木さんに伝えると《またチャレンジしてみる!お騒がせしてごめんね》と返ってきました」
この翌日、佐々木に再度LINEで催促する。
《ごめん、今日は、バタバタで出来ずでした。明日と明後日仕事とかで、時間なくて、来週チャレンジします!》
ここで宮澤氏もいいかげん、堪忍袋の緒が切れてしまう。
「正式オーダーをしていない」との回答
《2023年9月時点から、今日まで未払いです。支払い期日が過ぎているので、時間作って早急にお支払いください。いずれにしても、率直に迷惑なので。制作を含めた全てを、お断りさせて下さい》
佐々木が《本当にごめんなさい!私が、全部悪いです》
とメールで謝罪があったあと、危機感を覚えたのか、夫の渡部からも連絡があったが拒絶の意思を伝えた宮澤氏。
6月13日になってキャンセル料が入金されたものの、信頼関係は完全に崩壊。弁護士を介して交渉が行われる事態に。
「未入金の段階で、警察にも相談させていただきました。そして、6月12日に私の代理人から佐々木さんにメールを送りましたが、返信なし。その後、佐々木さんが依頼した代理人弁護士から返答がありました。“予算の話はしたが金額は確定させていない”“前払いであることも振込期限についても知りません”と。つまり、“そもそも正式なオーダーをしていない”というニュアンスの回答だったんです。直接会った際にも、LINEでもしっかりと“予算は40万円”“振り込みます”と言質を取っているので、佐々木さんは確実に認識しているはずなのに……」
キャンセル料は全額寄付をした
佐々木はほかにも不義理と捉えられかねない行動を取っていたという。
「2度目のオーダーを承った際、佐々木さんから“仲の良い友人とおそろいの指輪を作ってほしい”と相談を受けました。ピアスのデザイン画を渡した名古屋で指のサイズを測り、天然石などの材料を選定して提案、彼女の希望どおりの見積もりを取りました。受注数が上限に達したため、他のお客様のオーダーを締め切ったのに、金額を聞いた直後にキャンセルされたんです。その件でも、彼女に不信感が芽生えました。問題のピアスについても、デザイン画も手渡しているのに、今さら“オーダーしていない”なんてありえません」
宮澤氏はキャンセル料の返金も考えたというが、最終的に能登半島地震で被災した石川県『のとじま水族館』に66万円を全額寄付したそう。
「憤りの対象はもはや人ではなく、あらゆる物事の軽視や理不尽さに対してです。相手を気遣って動いている方々が負担、しわ寄せを受ける。必要のない疲弊を背負うことは何事においても理不尽です」
数々のボタンの掛け違いが最悪の結果をもたらした。
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