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「どれ程注目されてるか知らない」佳子さま人気に秋篠宮ご夫妻が答えた“評価と激励”

週刊女性PRIME / 2024年9月29日 21時0分

2024年7月25日、静岡県で開催された馬術大会に出席された佳子さま。選手に熱いエールを送られた

「新しい学生生活を始められることに感謝しつつ、有意義に過ごしていきたいと思います」

ICUへの入学と成年時の記者会見で

 秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまは2015年4月2日、東京都三鷹市にある国際基督教大学(ICU)の入学式に出席した。紺色のスーツに白いシャツ姿の佳子さまは取材に応じ、このように答えた。報道によると、「学生生活は楽しみですか」と、記者たちから尋ねられると、「はい、楽しみです」と話した。キャンパスの印象などについて聞かれると、「緑が多くて、とてもきれいなキャンパスだと思いました」と述べ、笑顔を見せた。

 入学式で佳子さまは教養学部アーツ・サイエンス学科の1年生として、7番目に「秋篠宮佳子」と呼ばれると、「はい」と答えて起立した。

 以前、この連載で紹介したが'13年春、佳子さまは学習院大学に内部進学したが中退し、その後、姉の母校でもあるICUにAO入試で合格した。佳子さまは'14年12月29日、20歳の成年を迎え、これに先立って行われた記者会見で、「学習院大学を退学した理由ですが、私は幼稚園から高校まで学習院に通っており、限られた一つの環境しか経験できていないと感じることが多くございました。そのため、中学のころから別の大学に行きたいと考えるようになり(略)」などと答えていた。

 ICUに入学した年の11月19日、50歳の誕生日を迎える前の記者会見で父・秋篠宮さまは、佳子さまの近況などについて、次のように述べた。

「次女は今年の春から大学1年生をしているところになります。結構忙しい日々を送っているようで、大学からの課題などもかなりあるみたいで、それに夜遅くまで一所懸命取り組む日々を過ごしております。少なくとも父親が学生だったときよりは、かなりまじめな学生生活を送っているようです」

 そして、会見に同席した紀子さまがこのように続けた。

「次女は昨年の12月の誕生日に成年を迎え、いくつかの公的活動に携わる一方で、今年の4月から大学生としての新たな生活が始まりました。学業に励みつつ、公的な活動では、初めて式典で挨拶し、また一人で地方の行事に出席し、手話で挨拶するなど、慣れないことや緊張することもあったと思いますが、いただいた務めを大事に果たそうとするけなげさが伝わってきました」

イギリスのリーズ大学に短期留学

 ICU在学中の'17年9月から翌'18年6月まで、佳子さまはイギリスのリーズ大学に短期留学するなど充実した大学生活を送った。'17年11月22日、誕生日を迎える前の記者会見で、佳子さまの将来の活動や結婚についての考えを尋ねられ、秋篠宮さまは、次のように話した。

私はあまりこちらから何か用事があったりとか、向こうから何か聞きたいことがあったりして連絡があるとき以外は、できるだけ連絡を取らないようにしています。つい先日イギリスからメールが入ってきましたけれども、それを読む限りでは元気に過ごしているのではないかと思います。

 また、将来の活動、おそらくイギリスから帰ってきた後のことだと理解いたしますが、今はこの1年弱という短い期間、現地でのさまざまな講義を聴いたり、そちらのほうに集中していることでしょうから、帰国してから話し合いをしながら、どういう活動をしていくかということを決めていくことになるのではないかと思います。結婚については、(略)私はできるだけ本人の意志を尊重したいと、そのように考えております」

 今年の夏、佳子さまは公的な活動で忙しかった。7月17日には天皇、皇后両陛下が国際会議「太平洋・島サミット」に参加するミクロネシア、フィジー、トンガなど14か国と地域の大統領や首相らを皇居・宮殿に招き、茶会を開催した。この席に和服姿の佳子さまが秋篠宮さまと一緒に加わり、出席者らと和やかに歓談した。

可愛らしい笑顔やファッションなどが話題に

 7月25日には静岡県御殿場市で開かれた「全日本高等学校馬術競技大会」開会式に出席し、「みなさまが、馬と心を通い合わせ、一体となって、積み重ねてきた努力の成果を存分に発揮できるよう応援しています」などと挨拶した。県立静岡がんセンターも訪問し、がん患者の子どもたちと交流した。

 8月10日からは1泊2日の日程で福島県を訪問し、日本アグーナリー(国際障がいスカウトキャンプ大会)などに参加した。

 成年皇族になったころから、佳子さまは可愛らしい笑顔やファッションなどが話題となり、SNSやメディアで注目され始めた。ローブデコルテにティアラ、勲章を身に着けた正装の佳子さまの写真が表紙を飾るムック本も発売された。

 先述した'15年11月の誕生日記者会見で、こうした“佳子さま人気”についてどう受け止めているかを聞かれた秋篠宮ご夫妻だが、両親からするとなかなか答えにくい質問だったかもしれない。

 秋篠宮さまは、「メディア等で写真や記事等が頻繁に掲載されていることは承知しています。実際にどれくらい注目をされているのかということは、私は知りませんけれども、どのように受け止めているかといえば、メディア等に掲載される機会が多いということをそのまま私としては受け止めております」と回答し、紀子さまは、「次女を含めて子どもたちの公的な活動の報道が、その分野の大事な事柄に対して理解を深めていただく機会になればと思っております」と述べるのにとどまった。

 現在も、国内にとどまらずギリシャなど海外公式訪問の先々で29歳の佳子さまはとても人気だ。「引き続き一つひとつ、声をかけていただいた仕事に対して真摯に取り組んでいってもらいたい」。秋篠宮さまは、このように、会見で佳子さまの仕事を評価しつつも、激励を惜しまない。国民に対しての温かい思いやりに、素敵な笑顔というスパイスがきいて、これからも佳子さまは輝き続ける。

<文/江森敬治>

えもり・けいじ 1956年生まれ。1980年、毎日新聞社に入社。社会部宮内庁担当記者、編集委員などを経て退社後、現在はジャーナリスト。著書に『秋篠宮』(小学館)、『美智子さまの気品』(主婦と生活社)など

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