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「持ってるし、バランスがいい」熟年離婚の田中美佐子、“日本海”女優が魅せるリア充ライフ

週刊女性PRIME / 2024年9月27日 16時0分

田中美佐子

 1990年代には人気女優として『Age,35 恋しくて』『セカンド・チャンス』『十年愛』など数々のドラマで活躍してきた女優、田中美佐子(64)。

 年下芸人との格差婚の後は仕事をセーブしていたものの、離婚してから1年、現在はドラマ『素晴らしき哉、先生!』で主人公の母親役を演じている。最近では、バラエティーやトーク番組などにも露出が増えている印象だ。インスタでは湘南ライフを満喫し、海釣りなどの趣味に励む様子がアップされている。儚げな役柄が似合うそのルックスからは想像のできない、意外なアクティブさだが……。

“非トレンディー女優”

「島根県にある隠岐諸島という離島出身の彼女は、大の釣り好き。インスタのプロフィール欄にも《actress》《narrator》と並んで《釣り師》という肩書をつけているくらいです」

 そう教えてくれたのは、『週刊女性』連載中のコラムニストで芸能評論家の宝泉薫さんだ。

「同じく離島出身の川口春奈さんも釣りが好き。自然体で飾らない性格や、都会っぽさが苦手そうなところも共通しているので“離島女優”の特色なのかもしれません(笑)」(宝泉さん、以下同)

 釣り以外にもビーチテニスやサップ、フェス参戦やK―POPの推し活……多趣味で友達も多く、完全にリア充がすぎてウラヤマシイ!

「田中さんがブレイクした1990年代はオシャレでゴージャスなトレンディードラマが全盛。同世代の女優の多くがそっち路線に全振りする中、彼女は純愛モノやホームドラマが似合う“非トレンディー女優”として演技派の評価を受けていました。ちょっと地味で、やや暗め。まるで曇りがちな日本海のようなイメージが、監督や脚本家ら玄人に受けていた印象がありますね。それだけに、今SNSで見せるプライベートの姿とのギャップは面白いですよね」

“持ってる”女優

 宝泉さんいわく“バランス感覚の優れた女優”。

「彼女の結婚も、今でもすごい決断だったと思います。付き人だった7歳年下の深沢邦之と35歳で結婚。“年下芸人を養う”くらいの甲斐性を見せ、仕事はセーブしつつ、28年間の結婚生活や出産、育児の経験で女優として幅を広げ、それまでの“日本海”なイメージを一度リセットしました。

 もともと萩本欽一のマネージャーが独立した際に第1号タレントとなったのが彼女。欽ちゃん自身にもだいぶ世話になっていましたし、また芸人の元妻ということもあってか、コメディエンヌを目指す一面も。自然体で、いい年のとり方をしていますし、今後は松坂慶子さんのように面白い演技をする田中さんも見てみたいですね」

 また昨年の離婚のタイミングも絶妙だった、と宝泉さん。

「これが結婚5~6年だったら“やっぱり格差婚”と言われかねない。娘の成人を待って、お互いの親としての務めを果たしてイメージを損なわず生きている。すべての動きが、長い目で見て彼女にとってプラスなんですよね」

 バラエティー番組では、2キロの牛肉から300グラムの肉をぴたりと切り分けてコーナーのレジェンドに。

「“持ってる”女優さんですし、やはりバランスがいいんだと思いますよ!」

 キラキラの私生活や、コメディーを演じる田中を今後も楽しみにしたい!

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