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広瀬すずと「DNAがつながってる」奥菜恵、恩人監督の映画で新旧“美少女”奇跡の共演

週刊女性PRIME / 2024年9月29日 17時0分

奥菜恵

 '92年、フジテレビ系ドラマ『パ★テ★オ』に芸名と同じ『奥菜恵』役で出演して以来、清純派女優として人気を博した奥菜恵

 '96年、TBS系ドラマ『若葉のころ』で『KinKi Kids』の堂本剛光一、両方の恋人役を演じて話題を集め、その後も青春ドラマのヒロインとしてひっぱりだこに。芸能界デビューは13歳。きっかけはスカウトだったという。

岩井俊二監督作品で映画初主演

「もともと芸能界に興味があったというわけではなくて、せっかく声をかけていただいたんだから一生懸命やらなくちゃ、という感じでした。

 それでも、気づけばものすごく忙しくなってしまって、学校が終わると即現場入り。ドラマ撮影の合間に現場の隅っこで宿題をして……という日々に。

 今思うと、いつ、どうやって台本を覚えていたんでしょうね(笑)

 映画での初主演は'95年。岩井俊二監督の『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』だった。

「あのときは同世代の共演者が多かったので、みんなで海ではしゃいだりして楽しかったですね。沖まで流されてしまって、ちょっとした騒動になったこともありました。

 まだお芝居の楽しさとかやりがいに気づく前だったので、ほとんど“合宿”気分でしたね」

 '23年、その岩井監督による映画に28年ぶりに出演。アイナ・ジ・エンド主演の『キリエのうた』だ。

 奥菜が演じたのは、現在の若手女優の代表格である広瀬すずの母親役。

 新旧“美少女”女優の共演が果たされていた。

コロナ禍で見直した人生観

 キャスティングの理由を岩井監督は「2人は間違いなくDNAがつながっていると思った」と説明。

 奥菜自身も、

「1回だけすずちゃんに似てるって言われたことがあったからうれしかったです。実際に会ったら、すごくかわいいし、いい子だし! 大好きになっちゃいました(笑)」

 と、語る。

 そんな彼女には現在、2人の娘がいる。長女は15歳、次女は13歳。ちょうど自身が女優として活躍し始めたころの年齢だが……。

「あ、ホントですね。全然、意識してなかった(笑)。あんまり自分と比べるってことはしていないのかな。

 子どもを育てるということは、初めて経験することばかりが起きるし、私、うまく母親ができているんだろうかって考えちゃうこともあります」

 '16年に、俳優の木村了と3度目の結婚をした彼女。今では家族写真をSNSにアップしたり、動画配信を行うこともあるが、かつては“ワンオペ育児”をしていたころもある。

「当時のことを思うと大変だったなって。だから今、母子を支える活動を少しずつですけど始めているんです」

 それは所属事務所から独立したこととも遠からず関係があるようだ。

「コロナ禍で、生き方についての考え方がガラッと変わったんです。

 あの閉鎖的な生活の中で、自分が肌の病気を発症したり、知人がコロナで亡くなったことで、人の時間は“有限”だなって思ったんです。これからは自分のやりたいことを自分のペースでやっていこうって。吹っ切れたのかもしれません。

 定期的に子どもたちの夢をサポートするプロジェクトに参加させてもらったり。

 自分にできることを自分にちょうどいい範囲で、コツコツやり続けたいですね」

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