「最大で半年ほど」リハビリ開始の美智子さま、骨折部位が示唆する病気と一般参賀のご対応
週刊女性PRIME / 2024年10月13日 18時0分
右大腿骨の骨折で手術を受けられた上皇后・美智子さまがリハビリを始められた。
「6日の夕方ごろ、美智子さまはお住まいの仙洞御所でバランスを崩され転倒。翌日、右足に痛みがあったことから東大病院で検査を受け、右大腿骨上部の骨折と診断されました。その後、8日の早朝に“骨接合術”という、ずれた骨を元の位置に戻して、金属で固定する手術を受けられました。1~2週間ほどは入院される予定で、美智子さまの体調を心配する声が上がっています」(皇室担当記者、以下同)
美智子さまは10月20日に90歳を迎えられる。
「昨年のお誕生日文書では、3年以上にわたり、午後に少し熱が上がることがあり、心不全の診断指標であるBNP値は、正常を超える数値が続いていると明かされていたのです。美智子さまはこれまでにも2005年に首の骨が神経を圧迫する『頸椎症性神経根症』と診断され、2013年には腰椎にも症状が見られるなど、ご体調が不安視されてきました」
「最大で半年ほどは必要になる」
美智子さまの今回のケガについて、足立慶友整形外科の北城雅照理事長に話を聞いた。
「おそらく右大腿骨転子部の骨折だと思います。転子部は大腿骨の上の股関節近くにあり、お尻周りの筋肉がついていて、少し太くなっている部分になります。ここが折れてしまうということは『骨粗しょう症』という、骨が脆くなってしまう病気が背景にあると考えられます。今回は尻もちをつくなど、右側のお尻をぶつけられたのでしょう」
美智子さまのリハビリについて、北城理事長は次のように話す。
「はじめの2週間は手術をした患部の安静を保つことが大切なので、患部以外の場所の筋力低下を避けるリハビリなどがメインになります。美智子さまも今はそのようなリハビリをされていると思います。
その後、1か月から1か月半かけて、患部に少しずつ体重を乗せ、負荷をかけていきます。その間は、平行棒や歩行器という上半身を支えながら歩く器具などを使用し、2本の足でしっかり歩くことができるようなリハビリになります」
国民の前に姿を見せられるようになるまで、どのくらいの期間を要するのだろうか。
「最大で半年ほどは必要になるかもしれません。杖をついた状態であれば、1か月半から2か月ほどで、人前に出ることは可能だと思いますが、それでも不安定なことに変わりないので、危険が伴います。新年の一般参賀は、車椅子での参加やお手ふりをされる時だけ立たれるなどの対応になるかもしれませんね」(前出・北城理事長)
元気なお姿を待ち望んでいる国民のためにも、今は体調回復に努めていただきたい。
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