「内緒ね、約束だよ」小1女児へわいせつ逮捕、近隣住民が証言した51歳男の“不気味な生活”
週刊女性PRIME / 2024年10月15日 5時0分
10月6日、横浜市泉区に住む建設業・田中元(はじめ)容疑者(51)が、女児に対する不同意わいせつの疑いで警視庁蒲田署に逮捕された。
夏休みの犯行
「犯行当時、被害女児は6歳の小学1年生でした。夏休みに、友だちが住む東京都大田区のマンションに遊びに行った7月28日の午後1時半ごろの犯行だったようです。通りがかった女児に目をつけた田中容疑者は、同じエレベーターに乗り込み、女児が降りたところで“ちょっと、こっちに来て”などと言って階段に連れ出し、胸を触ったとされています。女児には“内緒ね、約束だよ”などと口止めしていたということです」(全国紙社会部記者、以下同)
防犯カメラの映像が捜査に役立った。
「帰宅した女児が父親に相談したことで犯行が発覚。マンション付近の防犯カメラには、田中容疑者がマンション近くに車を止めて、女児を見つけると、車を降りて後をつける姿などが映っていたようです」
田中容疑者は取り調べに対し、「身体は触っていない。女児が着ていたTシャツのプリント柄が見たくて、胸のあたりをつかんだだけ」などと容疑を否認している。
田中容疑者の自宅は、最寄り駅から徒歩30分弱離れた築35年以上の賃貸アパート。部屋の表札部に《TANAKA》とアルファベットでシールが1文字ずつ斜めに貼られており、文字によって水玉柄やボーダー柄など不揃いになっていた。
複数の近隣住民によると、数年前に引っ越してきて、ひとり暮らしだったという。
「表札が個性的で気になりましたが、あの部屋に女性や子どもの出入りは見たことがありません。1年じゅう雨戸は閉めっぱなしで、洗濯物を干したこともない。夜になっても部屋は真っ暗で、キッチンや洗面所から廊下に電灯の灯りがかすかに漏れるのを数回見かけたぐらいです。本当にここで生活しているのかな、と不気味に感じていました」(同じアパートの男性住人)
間取りは3K。同じ間取りのアパート住人に部屋を見せてもらったところ、風呂やトイレ、キッチンは機能的で、6畳の和室と洋室が2間と、4畳半が1間というファミリータイプ。ひとり暮らしにとっては広めな印象の間取りだった。
夜中に笑い合う声
ここで田中容疑者は、ほとんど生活臭を漂わせなかったというが、
「そうそう一度だけ、夜中にあの部屋から男性同士が“ハハハ”と笑い合う声が聞こえたことがありました」(前出の男性住人)
別の住人も「夜中に、あの部屋の男性が大きな声で電話しているのを聞いたことがある。仕事の話っぽかった」と振り返る。
アパートの近所に住む男性は「茶髪の巨漢で、実年齢より10歳は若く見えた」と話す。
「顔つきは穏やかで、そうとうポッチャリしている印象で、身長も高かった。髪はいつもボサボサ。ニッカポッカ姿で、早朝5時前に出かけて行き、帰宅は夜9時すぎ。自宅は、仕事から帰ってきて寝るためにあるといった感じ。近所で生活感がなかったと思われているのは、そういったせいじゃないかな。
日曜日になると普段着で外に出てきて、アパートの前で仁王立ちになり、周囲を警戒するようにキョロキョロと見渡してから車で出かけていって、3、4時間は帰ってこないというイメージです」
犯行当日も、ちょうど日曜日だった。自宅から犯行現場の大田区内までは、およそ30~40km離れている。
事件発生から約2か月後の逮捕劇。その前から容疑者宅の付近では、何かがあったと気づいていた住民はホッとした様子で、こう話す。
「ある日、私服の女性警察官がウチに来て“お宅にビデオカメラを設置させてもらえませんか”と言うんです。ほかの家には断られたらしく、協力することにしました。
どのような案件で、誰をマークしているのかなどは話さなかったし、私もあえて聞きませんでした。カメラは数日前に撤収していきました。“解決しましたので”と言って。録画に使った電気代も払ってくれましたよ」(近所の女性)
逮捕された10月6日も日曜日だった。朝早くから7、8人の私服警察官が容疑者宅を取り囲み、室内と容疑者が日ごろ使っていた軽自動車を数時間かけて熱心に捜索していったという。
車内はタバコの空き箱が目立ち、運転席のシートベルトは淡いピンク色をした『ハローキティ』のカバーが装着されていた。
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