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【哀悼】“芸能界一のいい人”はカメラ外でも…西田敏行さんが見せた「タクシー運転手への態度」

週刊女性PRIME / 2024年10月17日 15時30分

西田敏行さん

 ドラマ『池中玄太80キロ』や映画『釣りバカ日誌』シリーズなど、多くの代表作を持つ名優・西田敏行さん(享年76)が10月17日、東京・世田谷区の自宅内で死亡していたことがわかった。

 ドラマでは9月21日放送の『終りに見た街』(テレビ朝日系)、そして12月6日に公開を控える映画『劇場版ドクターX FINAL』が“遺作”となりそうだ。

「10月には『女性自身』が、自宅から仕事に向かう西田さんの様子を伝えています。来年1月期にドラマ出演予定だったそうで、打ち合わせか撮影だったのでしょう。

 普段は車椅子を必要としていたという西田さん。それでも役者として“仕事をいただいたからには最後まで責任を持って取り組む”、そんな強い信念を持って仕事をされる方でした」(スポーツ紙・芸能デスク)

 各作品の撮影現場では、主演や脇役に限らず率先して場を盛り上げていた西田さん。後輩の良きお手本として演技はもちろん、時に親身になってプライベートの相談に乗ることもあったようだ。

“いい人キャラ”は演技だった?

 一方で、ABCテレビ『探偵!ナイトスクープ』にて、2001年から2019年まで“2代目局長”として司会を務めたことでも知られる。“依頼人”である一般人の参加型バラエティー番組で、彼らの奮闘ぶりや頑張りに感化されて、毎回のように涙する“泣き虫局長”ぶりも名物だった。

「たとえば依頼者が番組を通して、苦手だったコンタクトレンズをつけられるようになっただけでも泣く。何かに一所懸命になっている姿に泣く。動物と子どもが出てきただけで泣く。阪神タイガースが優勝しても泣く。

 あまりの泣きっぷりに、実は“俳優としての演技では?”“いい人はキャラなのでは?”なんて笑われることもあったとか」

 前出のデスクによると、そんな“疑惑”も浮上していたようだが、“芸能界一のいい人”の実のところははたしてーー。

 かつて『週刊女性』は、西田さんがカメラの外側で見せていた、しかも一般人に対する態度がわかる証言を入手していた。

運転手を最後まで見送った西田さん

 とある作品の撮影を終えた西田さんが、スタジオから自宅までタクシーで帰路に着いた時のこと。土地勘のなかった運転手が、降車しようとする西田さんに「すみません、どうすれば大通りに出られるでしょうか?」と恐る恐る聞いたところ、

「今来た道を戻ってもらえれば大通りにぶつかります。ここを100メートルほどまっすぐ行けばUターンできますので、そうしてもらうのが一番いいですよ」

 嫌がる素ぶりを見せることなく、柔和な笑顔で親切に教えてくれたという西田さん。しかも、それだけではなかった。

 実際に運転手が教えてもらった道をUターンして、再び自宅前に差し掛かる時だった。そこには自宅に入ることなく待っていた西田さんの姿が。さらに「ありがとう」と運転手に一礼して見送り、それから自宅内に入っていったのだという。

 西田さんの表向きだけではない、一般人にも気遣いができるいい人ぶり。『釣りバカ日誌』の“ハマちゃん”を地で行く西田さんが、誰からも愛された理由がわかるエピソードだった。

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