「“あゆ”で盛り返す」大苦戦の朝ドラ『おむすび』挽回の鍵は仲里依紗の“主役”パート
週刊女性PRIME / 2024年10月22日 6時0分
「出てきたおむすびが思った以上に薄~くて厚みがなく、しかも具が入っておらず、食べても食べても味が変わらない、ただしょっぱいだけの塩むすび状態な展開がひたすら続いています」
9月30日からスタートしたNHK連続テレビ小説『おむすび』。もう4週目に突入するというのにストーリーがなかなか進まず、脱落する視聴者が続出しているという。朝ドラに詳しいライターの成田全さんも冒頭のように同作を評価。
どう見たらいいのか困惑
平均世帯視聴率も初回の16・8%(関東地区)をピークに右肩下がり。その原因としていわれているのは、やはりその内容の物足りなさ。
「話が遅々として進まないのに加えて、キャラクターの描き方が薄いんです」(成田さん、以下同)
と、盛り上がらない理由を分析。前作『虎に翼』と比べてみると、
「『虎に翼』の3週目は山田よね(土居志央梨)が法廷劇を揶揄した男子の金的を蹴り上げるシーンがあり、翌週には父・直言(岡部たかし)が贈賄容疑で逮捕されるなど緊迫した展開でしたが、『おむすび』は高校生活とギャル活動ばかり、しかもヒロインの結(橋本環奈)に主体性がなく、将来の夢もないので、視聴者はどう見たらいいのか困惑しているんだと思います。このままの展開だと……厳しいでしょう」
“あゆ”で盛り返す可能性も
近年で人気の朝ドラでは序盤で、視聴者による『俺たちの~』ハッシュタグがSNSをにぎわせており、『虎に翼』では4週目の第16話では轟太一(戸塚純貴)が登場。「俺たちの轟」がトレンドに入っていたころだ。『おむすび』では今のところ目立ったキャラや人気キャラもおらず、ヒロインの相手役も認識されていない状況だ。
「野球部の四ツ木(佐野勇斗)はユニフォーム姿で出てきては、すぐ退場するので、どんな人物なのかまだつかめない。書道部の先輩・風見(松本怜生)は結の野菜染めの布製筆入れに興奮して結の家を訪問、染め物をしていました。今後の展開に関係あるとはいえ、ちょっと唐突でしたね」
キーマンは先週から登場した、結の姉で伝説のギャル・歩役の仲里依紗だという。
「橋本さんが映画と舞台の海外公演で撮影がタイトだったらしく、歩を“主役”にしたパートがあるのでは、という噂があります。仲さんは力のある俳優なので、“あゆ”で一気に盛り返す可能性もありますね」
と、期待を込める。
「ふっくらと握られた、具がたっぷりの“おむすび”を早く食べたいです」
味気ないおむすびで、お腹いっぱいにならないといいが。
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