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「毒りんごにしか見えない」屋台で売られた“カビ付き”りんご飴『川越まつり』運営元を直撃

週刊女性PRIME / 2024年10月25日 7時0分

『曳っかわせ』の様子(川越まつり公式HPより)

 10月19日から2日間、埼玉県川越市で『川越まつり』が開催された。

「『川越まつり』は江戸時代から370年以上にわたり、長年続いてきた伝統のあるお祭りです。何台もの山車(だし)が行き交うのですが、数台の山車が笛や太鼓などのお囃子(はやし)で競演し、周りの人々が提灯(ちょうちん)を振り上げ、歓声を上げる『曳(ひ)っかわせ』というイベントは最大の見どころ。2016年には『山・鉾・屋台行事』として、ユネスコ無形文化財に登録されるなど、世界的に認められた行事です」(全国紙文化部記者、以下同)

屋台に“カビ付き”のりんご飴

 見どころはほかにもたくさんある。

「『屋台村』と呼ばれる屋台が集結するエリアがあり、『川越まつり』を楽しむうえで、見逃せないスポットになっています。今年の屋台の総数は、なんと約840件。屋台を目当てにまつりに訪れた方も多くいました」

 今年もまつりを彩る多くの屋台が出店したが、思わぬところで注目を集めてしまう。

「ある屋台で“カビ付き”のりんご飴が売られていたんです。このカビ付きりんご飴の写真がネット上で拡散され、多くの批判が寄せられていました」

 このりんご飴を購入した投稿主は口に入れる前に気づいたようだが、

《毒りんごにしか見えない》

《保健所はなにをやってるんだ……。衛生管理しっかりしてくれないと楽しめない》

《ぞっとする……最近こういうの多くてもう買えない》

 など、運営体制を疑問視する人や、屋台離れを宣言する人も散見された。

「誠心誠意対応させていただく」

『川越まつり』の運営に携わる川越市役所観光課に、出店条件について話を聞いてみると、

「《販売する物につき、販売者、加工方法、保存方法等食品に関する法令等を遵守し、営業に伴う販売資格を有し、出店に必要な各種申請等を行うこと》と出店条件を定めております。露店を統括している(有)川越物産A、りんご飴を売ったと思われる店舗および主催者の3者で話し合いを行いました。なお、当該店舗は20日の午後4時30分で自主的に営業を終了しております」

 と回答があった。

 今後、体調不良者が出た場合の対応について、同担当者は次のように話す。

「露店を統括している(有)川越物産Aに対応をお願いしており、《もし、そのような状況が確認された場合は誠心誠意対応させていただく》旨を伺っております。来年度以降の『川越まつり』における出店については、まつりの開催前に本市保健所と十分に協議を行ってまいりたいと考えております」

 とのこと。お祭りは心置きなく楽しみたいものだ。

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