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「どんな天才を使ったのか」広島県警の詐欺防止ソングが大バズり!サイケ動画の発案者が語った“本音”

週刊女性PRIME / 2024年10月27日 7時0分

広島県警が公開した『SNS型詐欺防止の歌』(広島県警公式Xより)

 ♪ お金は二度と戻らない~

 広島県警が公式Xで公開した動画が話題になっている。

「その動画のタイトルは『SNS型詐欺防止の歌』。安佐南(あさみなみ)警察署と、同じく広島市安佐南区にある『梅林(ばいりん)よつば保育園』が協力して制作されました。フォークダンスの『オクラホマミキサー』で使われる曲のリズムに合わせて、園児たちが可愛らしい声で歌いながら“ロマンス詐欺”や“投資詐欺”の注意喚起をしています。その歌声と一緒に、非常に個性的でサイケデリックな編集加工と、ひと癖ある振り付けで踊る警察官の動画がネット上で話題となり、表示回数はつは10月25日時点で1100万回を超えています」(地元新聞紙記者)

 広島県警が公開した動画に対して、

《このヌルさは、内容がスルっと入って来る感じで良いですね》

《全国で流行らせれば詐欺は減らせるかも》

《エフェクトクソ面白い》

《どんな編集ソフトとどんな天才を使ったのか気になる》

《1回聞くと忘れられない。ホントに色々な詐欺があるからこーいうの良いかも》

 といった好意的な意見から、

《こんな歌詞を保育園児に歌わせたらアカンやろ》

 という批判的なものまで、さまざまな声が上がっている。

想定外の“バズり動画”に発案者も困惑

 インパクトがあり、頭と耳と記憶に残る、この動画。発案者である安佐南警察署の生活安全課、鑑原和葉(かんばら・かずは)巡査部長に話を聞いた。

「年齢層を問わず、多くの方に詐欺について知ってもらいたいという意図で制作しました。“SNS詐欺”は、若い世代の人も被害にあわれていますので、SNSを使って発信しようと考えました。

 地域の人たちに届いてほしいという思いでしたので、ここまで話題になるとは想定していませんでした」

 SNSで動画を公開して犯罪防止を呼びかけるのは、安佐南署では初めての試み。サイケデリックな編集加工も想定外で生まれたものだったという。

子どもが歌うことに「いい意見と悪い意見」も

「警察署の4か所で撮影したのですが、そのうちの1つで、映像のピントが合っていませんでした。数日がたち、編集しようという段階で気が付いたので、撮り直しができませんでした。そのため合成するしかなかったのですが、今度はその合成の部分だけが一連の流れで浮いてしまうので、ほかのところも加工していった結果、あのような形になりました」(鑑原巡査部長、以下同)

 賛否もある保育園児の起用。どういう経緯があったのか。

「曲と歌詞はすぐに決まりましたが、歌ってもらう人を考えている段階で、園児の声がかわいいのではないかという意見がありました。詐欺という犯罪に対して、園児の声だと、高齢者から若い人まで、すんなり聞くことができるのではと考えて、お願いすることになりました。子どもたちがこうした歌詞を歌うことに対して、いい意見も悪い意見もあることは理解しております。保育園と保護者には、お礼とお詫びをしています」

 この動画が広まることで、詐欺被害の防止拡大につながることを期待したい。

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