「フレックス制度を導入」仕事と公務を両立の愛子さまを支える、日赤のサポート体制と“同期の絆”
週刊女性PRIME / 2024年10月31日 7時0分
10月下旬の午前中、愛子さまを乗せた白のワゴン車が、お住まいの皇居を出発し、勤務先である『日本赤十字社(以下、日赤)』に向かった。社会人デビューを果たしてから半年以上が経過したが、ほぼ毎日出社し、仕事にいそしまれている。
愛子さまのお手振り
「沿道には外国人観光客とガイドさんらしき方がいて、彼らが“愛子さまー!”と車に向かって声をかけると、愛子さまは車の窓を開けられ、お手ふりで応じられました。毎回、窓を開けて対応されるわけではないそうで、ラッキーな場面に遭遇できました」(沿道にいた男性)
10月20日には、上皇后美智子さまが90歳の誕生日を迎えられ、天皇ご一家はお住まいの仙洞御所を訪問された。
「美智子さまは右大腿骨上部の骨折により、東京大学病院で手術を受けられたばかり。1週間で退院され、今は御所でリハビリ中です。ご一家は、美智子さまの卒寿をお祝いするだけでなく、お見舞いの言葉もかけられたことでしょう。
美智子さまはかつて日本赤十字社の名誉総裁を務められ、大変、尽力されていました。愛子さまの日赤でのご活動について、気にかけているでしょうし、仕事内容についての質問もされたのではないでしょうか」(皇室担当記者)
美智子さまと言葉を交わされた同日、天皇陛下と愛子さまは宮内庁楽部による秋季雅楽演奏会を鑑賞された。
「雅子さまは10月5日から佐賀県で開催された『国民スポーツ大会』の開会式に出席され、14日には岐阜県で行われた『国民文化祭』にも足を運ぶなど、地方公務が続いており、大変お疲れになられていたようです。しかし、いまだ適応障害の療養中とはいえ、雅子さまだけが演奏会に不参加だったことに心配する声も上がっていました」(皇室ジャーナリスト)
雅子さまのご体調について、『皇室の窓』(テレビ東京系)で放送作家を務めるつげのり子さんは「愛子さまは幼いころから、雅子さまを自然と気遣う姿勢があった」と話す。
母・雅子さまに寄り添う愛子さま
「愛子さまが5歳くらいのころ、アイススケートの指導をしていた方から聞いた話なのですが、あるときスケート場に一緒に来ていた雅子さまのご体調が優れず、少し滑るとお疲れになり、リンクサイドでお休みになられていました。すると、すぐに気がついた愛子さまが雅子さまに駆け寄り、寄り添われていたそうです。指導にあたっていた方は、母と子の深い愛情を感じ、胸が熱くなったと話していました」
雅子さまに寄り添われる気持ちは現在も変わらない。
「愛子さまは成年を迎えられたときの会見で“両陛下や、ほかの皇族方の力になれるよう、できる限り務めていきたい”と話していました。今回の雅楽演奏会のように、雅子さまのご体調が優れないときは、自分が代わりに陛下と行動しようと考えておられるのでしょう」(つげさん)
10月11日には、初の単独地方公務で佐賀県を訪問され、皇室にとって最も大切なお務めである宮中祭祀にもたびたび臨まれている愛子さま。仕事との両立は一筋縄ではいかないだろうが、日赤には愛子さまをサポートする体制があるという。
「日赤は“フレックス制度”を導入していて、日によって出勤時間が異なります。愛子さまは宮中祭祀や外出を伴う公務もあるでしょうし、このフレックス制度を利用されているでしょう。日赤はこうした制度の導入など、近年は勤務体系が現代的なものにシフトしています」(日赤関係者)
愛子さまの同期職員について、この日赤関係者が続ける。
「'24年の入社試験は例年より難易度が高かったそうです。愛子さまの“同期”になるわけですから、通常の選考基準だけでなく、家柄や素行に問題がないかなど、ほかの判断材料も必要になったのでしょう。そのハードルを乗り越えて入社してきたのですから、愛子さまの同期は優秀な方が多い印象です。愛子さまはそうした同期たちと一緒にランチをしたり、業務に関する相談をしています。なんでも、愛子さまは親しみを込めた“あだ名”で呼ばれているそうです。
中でも東京大学野球部でマネージャーを務めていたTさんと親密だとか。Tさんは野球部の同期から“顔も心もイケメン”と言われていたそうで、仕事の評判もよく、非の打ち所がない男性。愛子さまと恋仲に発展しても、おかしくないかもしれませんね」
愛子さまと同期のエピソードを踏まえて、前出の皇室ジャーナリストはこう話す。
「愛子さまは責任感がお強いご性格。美智子さまからの期待に応えつつ、雅子さまを支えようと決意されていると思います。仕事と公務の両立で多忙な愛子さまを、日赤の同期は“サポートしたい”と考えているのでしょう」
分け隔てなく接する愛子さま
愛子さまはご家族だけでなく、周囲にいる人々とも分け隔てなく接してこられた。
「'23年9月、愛子さまは学生最後の夏休みに男女3人ずつの6人組で『東京ドームシティ アトラクションズ』で一日中楽しまれたことがあります。
大学にご入学以来、コロナ禍でオンライン授業が続き、リアルで会えなかったご友人と大切な思い出をつくりたい気持ちがあったのでは。愛子さまはご友人との関係を大事にされている印象で、日赤の同期に対しても同じような心持ちなのではないでしょうか」
愛子さまの対人関係について、前出のつげさんによると、
「愛子さまが21歳のお誕生日のときに公開された写真で着用されていたハートのペンダントは、学習院女子中高等科時代のご学友からプレゼントされたものだそうです。
当時はまだコロナ禍でしたが“会えなくてもご友人のことを大切に思っている”というメッセージを込められて、身に着けられたのではないでしょうか。同じ会社に入社するという点で、日赤の同期とは共通する価値観もあるはず。お互いを尊重し、高め合う関係性を築かれていくでしょう」
日赤の全力サポートが愛子さまを陰で支えている─。
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