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「自分のためではない」『頂き女子』映画化、プロデューサーが明かした経緯と“りりちゃんの思い”

週刊女性PRIME / 2024年10月30日 6時0分

“頂き女子りりちゃん”こと渡邊真衣氏(本人YouTubeより)

 10月23日、株式会社オパルス“頂き女子りりちゃん”こと、渡邊真衣氏が起こした事件を基にした映画作品『頂き女子』の製作を発表した。

「渡邊さんと獄中で何度も面会し、手紙のやりとりによって行われた取材をベースに実写で映画化するとのこと。渡邊さんのために証人として出廷し、身元引受人でもあった立花奈央子さんがプロデューサーを務めます。映画化に際し、立花さんは《犯罪行為を美化したり犯罪者をまつりあげる意図はありません》とコメント。日本中から注目を集めた事件が題材ですから、すでに大きな反響を呼んでいました」(スポーツ紙記者)

《被害者へのセカンドレイプ》

 しかし、映画化決定の知らせを聞いたネットユーザーたちからは、

《こんなもん映画にするな。せめて判決が出て刑期を終えてからだろ》
《収益の何割かはりりちゃんにいくのかな?被害者に直で返済されるならまだいいと思う》
《被害にあった男性に
映画化の話したのかな……。被害者へのセカンドレイプとしか思えない》

 などと、批判の声が多く上がっている。

「渡邊さんは、ネットで知り合った男性3人から1億円以上を騙し取った詐欺罪と、金銭を騙し取る手口を記した“マニュアル”を販売した詐欺ほう助などの罪で、2023年に逮捕されました。第一審では、懲役9年と罰金800万円の実刑判決を言い渡されましたが、渡邊さんはこの判決を不服として控訴。

 第二審で6か月の減刑となりました。しかし、この判決にも納得がいかなかった渡邊さんは、10月15日に最高裁に上告。最終的な判決はまだ下されていない状況です」(全国紙社会部記者)

 株式会社オパルスに映画『頂き女子』について問い合わせると、プロデューサーを務める立花氏本人から返信があった。

「当初、数社合同で制作する予定でした。2023年8月中旬に担当者と渡邊さんの顔合わせから始まり、裁判の経過を見ながら弁護士等と連携して被害弁済への体制整備を進めるなど、慎重に協議調整を進めてまいりました。その後、弊社単独での制作に切り替えた上で、今年9月に現行企画での制作決定、10月に予告編の制作を行いました」

映画公開に向けたりりちゃんの思い

 映画の公開時期については、

来春の完成を目指し、クラウドファンディング出資者向けの公開から順次行ってまいります。収益活動を目的としない作品のため、劇場公開の構想は現段階ではありませんが、利益が発生した場合はその一部を渡邊真衣支援プロジェクトの資金管理会社(『合同会社いぬわん』)に寄付し、被害の弁済に充てるものとしています」(前出・立花氏、以下同)

 株式会社オパルスが映画を制作するのは今回が初めてだという。

「ミュージックビデオや番組の制作実績はありますが、映画は初の試みです。社内調整においては、社会的意義と自社で行う必然性の有無が焦点となりました」

 渡邊氏は映画化にあたり、どのような思いなのか。

「制作に対して全面協力を表明し、内容面でも制作チームに一任してくれています。“このように描いてほしい”や“こうしてほしくない”という要望はひとつもありません。自分のためではなく、社会に向けた作品であることを理解しています」

 最後に映画制作にあたり、被害者に事前に連絡したのかどうかを聞いてみると、

「被害者の方の連絡先を知り得る立場にいないため、不可能でした」

 とのことだった。

 映画では渡邊氏はどのように描かれるのか。被害者は何を思うのか。“頂き女子”を取り巻く問題はまだまだ物議を醸しそうだ。

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