「移住中国人が増えるかも」米大統領選、女性候補ハリス氏“当選”で起こる日本への余波
週刊女性PRIME / 2024年11月4日 16時0分
11月5日に行われる米国大統領選。民主党候補のカマラ・ハリス(60)がトランプ前大統領を破ったらアメリカ初の女性大統領が誕生する。トランプに当選確実の声も出ているが、もしもハリス大統領が誕生したら?をシミュレーションしてみたい。
トランプ氏と激しい舌戦
ハリス氏は1964年生まれで、2003年にサンフランシスコ市郡地方検事となり、'10年にはカリフォルニア州司法長官に就任。'16年の上院議員選挙において勝利し、カリフォルニア州の上院議員に選出された。'21年には女性としても黒人としても米国初の副大統領に。まさに華麗なる経歴のハリス氏。選挙戦ではトランプ前大統領との激しい舌戦を繰り広げた。
「トランプ氏がハリス氏を《愚か者》と罵るなどパフォーマンスがすごかったですが、もしもハリスさんが選出されたとしたら米国人はトランプ氏のやり方に疲れてしまったんじゃないでしょうか。
一方でハリスさんは貧困層の出身で人種差別も受けてきたでしょう。苦労を知っているからこそ、という思いがアメリカ国内に蔓延した結果のハリス大統領だと思います」
と、米国の政治に詳しいジャーナリスト。
鍵を握る中国の存在
プライベートでは'14年に弁護士の男性と結婚し、前妻との間に生まれた2人の子の母親でもある。
「夫と前妻の子を育てているのは高市早苗さんと共通点がありますよね。2人とも実力のみでここまできた努力家なので、高市さん、ハリスさんが共に総理、大統領となっていれば強固な絆が日米に生まれたかもしれません」(同・ジャーナリスト、以下同)
ハリス大統領になって最も気になるのは、日本との関係。
「バイデン大統領の方針を引き継ぐでしょう。ハリスさんは'22年9月に安倍元首相の国葬参列のために日本を訪れました。このときアメリカ軍横須賀基地を訪れて、中国による周辺地域での威圧的な行動や北朝鮮の弾道ミサイル発射に触れた上で《日本の防衛に対するわれわれの関与は揺るがない。日米同盟は地域の平和と安定の礎だ》と安全保障分野での連携を重視する考えを示しています」
ただ、これには他の思いがあるようで─。
「ハリスさんは日本を守りたいというよりも中国が嫌い。アメリカと中国の関係は悪くなるでしょうね。その結果、中国は国際的に孤立し、日本に移住する中国人がさらに増えるかもしれない。
トランプ氏は安倍元首相ととても仲がよかったですが、それは日本が防衛費の増額など金銭的に負担したから。今回の大統領選においてトランプさんは日本について言及することはほとんどないので、アウトオブ眼中なのかもしれません。ハリスさんと石破首相とは政策的にも価値観的にも合わないでしょう。それはトランプ氏も同じことですが……」
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