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「こっちが朝ドラだったら」酷評『おむすび』に圧勝の『海に眠る』、2作の決定的な違い

週刊女性PRIME / 2024年11月17日 18時0分

左から神木隆之介、橋本環奈

 日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)を見た視聴者による朝ドラ『おむすび』(NHK)と比較する投稿が、ネットをにぎわせている。

《このスケール感、キャスト。こっちが朝ドラだったら良かったな。おむすびは色々足りなくて残念》《朝ドラでいいよね。日曜夜にやるドラマじゃない》と『海に眠る~』を朝ドラで見たいという声が多数。

足りないのは「イケメン俳優」

『海に眠る~』は時代が高度経済成長期であることや家族愛、恋模様が描かれているところが朝ドラっぽいですよね。『おむすび』は平成が舞台ですが、朝ドラで現代ものはやはり厳しい。現段階では脚本も演出も弱いように感じます。『おむすび』もせっかく高校時代を描いているのだから、ギャル以外にもっと恋愛があってもいいと思うのですが」

 と話すのは、テレビウォッチャーのくのいちこさん。

『海に眠る~』は朝ドラ主演俳優が3人(神木隆之介、杉咲花、土屋太鳳)に池田エライザ、斎藤工と豪華俳優陣がそろっているが、『おむすび』で主演クラスの若手俳優といえば橋本環奈と仲里依紗ぐらい。キャストに物足りなさも感じるが……。

「華のあるイケメン俳優が足りていないですよね。例えば、高橋文哉さんがいたらいいなと。優しそうで朝ドラに合う爽やかさがあるので。あと、横浜流星さんもいいかもしれません」(くのいちこさん、以下同)

両作の決定的な違い

 SNSでは《海に眠るダイヤモンド見たけど面白いねぇ。朝ドラより面白いわ》と『海に眠る~』のほうが朝ドラよりストーリーもいいといわれている。

「『海に眠る~』は一人ひとりのキャラクターがはっきりしていて、現代パートも謎を持たせているところが面白いです。怪しげな婦人・いづみ(宮本信子)が何者なのか、ホストの玲央と主人公の鉄平(どちらも神木隆之介)はどういう関係なのか、と軍艦島(端島)の過去と現在のどちらも興味を持たせる仕掛けがあります。複雑な恋模様もいいですね。軍艦島の名前は知っているけどそこがどんな場所なのか、人々がどんな暮らしをしていたのかにも興味を引かれます」

『おむすび』に足りていないのは何なのか。

「先述のイケメン俳優、それぞれのキャラクターの掘り下げが足りないので視聴者が感情移入できないところだと思います。橋本さん演じる主人公の結がなぜギャルを嫌うのかが全然わからないまま話が進んでいって、視聴者はしらけてしまう。登場人物の背景をもっと早めに出してくれれば共感もできるのに

『海に眠る~』に今後、期待できる点については、

「あれだけ栄えていた島がどうして今は誰も住まなくなってしまったのか、島の栄枯盛衰を見届けたいですね。いづみが百合子(土屋)だと思わせる演出になっていますが、本当は誰なのか。リナ(池田)なのか、朝子(杉咲)なのか、明かされるのが楽しみです」

『海に眠る~』は長崎、『おむすび』は福岡と舞台は同じ九州。今のところ評判は『海に眠る~』の圧勝だが、『おむすび』は朝ドラの矜持を守れるか。

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