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「女性蔑視が透けて見える」子宮摘出“発言”で謝罪の百田尚樹氏、火に油注いだXでの反論

週刊女性PRIME / 2024年11月12日 17時30分

百田尚樹氏

「30歳を超えたら、子宮摘出手術をするとか」

 こう語って“大炎上”しているのは、『永遠の0』『海賊とよばれた男』といった人気作品を書いた小説家で、日本保守党代表の百田(ひゃくた)尚樹氏。

百田尚樹氏によるトンデモ発言

「問題発言は11月8日、百田さんがYouTubeの配信番組に出演した中でのこと。秋田県の出生率が全国最下位とするニュースに触れる中で“トンデモ発言”を連発したのです。“子宮摘出”については、共演していた日本保守党の有本香さんから“やめなさい!”と注意をされるも“SFやで”と弁明しつつ“タイムリミットを設けないと焦らない”と、発言内容の理由について自論を展開しました」(スポーツ紙記者)

 百田氏のトンデモ発言は、これ以外にも。どのような発言があったのか列記する。

「若い娘に、どういうふうに子どもを産ますかだね」

「(女性が)25歳を超えて独身の場合は、生涯結婚できない法律にするとかね」

「女性は18歳から大学に行かさないとかね」

 これらの発言をする前、百田氏は「エエと言ってるんちゃいますで」「小説家として」「SFです」などと前置きをしていたが……。

「百田さんは、少子化対策として社会構造を変える必要があると主張したうえで“例え”として挙げていました。しかし、百田さんは国会議員を擁する国政政党の党首でもあるわけですから、あまりにも安易な発言だと思います」(前出・スポーツ紙記者、以下同)

「子どもを生む機械」

 似たような事例では、2007年当時に厚労相だった柳沢伯夫氏が「機械って言っちゃ申し訳ないけど」と前置きをしつつ、女性を「子どもを生む機械」と例える発言をしたことで大問題に。

「柳沢さんは“ごめんなさいね”と言葉を挟みつつ、子どもを産める女性の数は決まっているのだとわかりやすく説明しようと考えた例えですが、世間から強烈なバッシングを浴びました。しかし、百田さんの場合は“子宮摘出手術”だけでなく“若い娘にどういうふうに子どもを産ますか”とも発言しており、根本的に女性を軽視する価値観を持っていると感じます」

 百田氏は11月10日、Xで次のように謝罪した。

《「やってはいけないこと」「あくまでSF」という前置きをくどいくらい言った上での「ディストピア的喩え」ではありましたが、私の表現のドギツさは否めないものがありました。不快に思われた人に謝罪します》

 最後に謝罪の言葉はあるが、どこか言い訳がましい……。結局、その後はXで《メディア、こぞって「切り取り」!》などと、発言を恣意的に報じられたのだと舌戦を展開する始末。

 ネット上では、こうした百田氏の発言に激怒する人が続出している。

《SFってなに? どこにサイエンスがあるの?》

《女性蔑視が透けて見える》

《切り抜きって言ってるけど、周りの人もその表現はダメじゃないって言ってるからね》

《この人の根底にあるのは男尊女卑。どれだけ謝罪文を出しても、考え方を変えるつもりがないのがわかる》

《きついかきつくないかの話ではなくて、女性の人権軽視の話なんだわ》

 一方、同じように批判を受けた柳沢氏は、過去の問題発言について、2020年に受けた朝日新聞のインタビューで、

《この取材に際して、妻から「あの発言の言い訳はしないように」と、厳しく言われました(中略)人間が機械や装置ではないのはわかりきっている、という油断が、適切でないたとえにつながった。僕が女性でも「機械」と言われたら「ふざけるな」と思うでしょう》

 と、今も適切な発言ではなかったと反省している。

 形だけの謝罪をしても、意味がない。今も言い訳を続ける姿を見るに、反省する気持ちは“永遠に0”かも……。

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