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紀子さま、秋篠宮家への口撃に「思い悩むことがある」皇室の“反論”基準と過去に憤りを示した事実無根の報道

週刊女性PRIME / 2024年11月21日 10時0分

4月30日、紀子さまは東京都清瀬市の博物館で結核に関する展示をご覧になられた

 12月上旬、トルコを訪問予定の秋篠宮ご夫妻。11月7日には、日本とトルコの外交関係樹立100周年を記念した展覧会に足を運ばれた。

秋篠宮ご夫妻がトルコの文化に興味

「ご夫妻は、オスマン帝国やその君主が居住した宮殿における貴金属や焼物の数々をご覧になられました。“これはどのような使い方をしていたのですか”と質問なさるなど、トルコの文化に興味をお持ちのようにお見受けしました」(『出光美術館』学芸員・徳留大輔さん)

 ご夫妻でのお出ましも多かった秋の公務ラッシュが落ち着き、秋篠宮さまは11月30日に59歳の誕生日を迎えられる。

「昨年はネットを中心としたバッシングに対する“反論する場合の基準作り”について、ガイドラインの制定は要検討という見解を示されました。1年が経過し、今年は進展があるのではないかと注目が集まっています」(皇室担当記者)

 紀子さまは今年9月の誕生日文書で、秋篠宮家へのバッシングに対し、《心穏やかに過ごすことが難しく、思い悩むことがあります》と複雑な胸の内を吐露された。

「佳子さまのご結婚や悠仁さまの進学先など、秋篠宮家に関心が寄せられる昨今、さまざまな報道や世間の声を受けて、疲弊されているのだと思います。紀子さまも事実と異なる報道に対して、“どう対応するべきなのか”悩まれていることでしょう」(皇室ジャーナリスト、以下同)

 現状の皇室は具体的にどのような基準で“反論”を行っているのだろうか。

「宮内庁のHPには《あまりにも事実と異なる報道がなされたり、更にはその誤った報道を前提として議論が展開されているような場合》は事実関係を指摘すると記載があります。このアナウンスのとおり、具体的にどこまでの報道に対して反論するかを明らかにするのは難しく“あまりにも”という抽象的な表現の範囲以上のものは設定できていないのが現状です」

報道に憤りの宮内庁

 宮内庁が示す“あまりにも”の範囲に触れた例もいくつかある。

「'20年の『週刊新潮』に掲載された“小室圭・佳代さんに美智子さまからの最後通牒”と題された記事中では美智子さまの発言やご意思についての記載がありましたが、宮内庁はHPで事実無根だとし、憤りを示していました。

 美智子さまに関する報道において、宮内庁はこれまでに何度か抗議や指摘を行っています。もちろん、抗議や指摘をするにあたり、美智子さまのご意思も考慮されているはず。より明確な基準やガイドラインがあれば、紀子さまも美智子さまのように過度な“口撃”に対し、反論しやすいでしょうから、秋篠宮さまと具体策について、相談されていることも十分考えられます

 宮内庁OBで皇室解説者の山下晋司さんによると、異なるアプローチも必要だという。

「基準やガイドラインがあれば、職員が事務的な仕事として処理できるでしょうが、事実と異なる報道すべてに対応するには多大な労力が必要で、現実的ではありません。宮内庁がHPやインスタグラムを利用し、普段から発表事項やさまざまな説明を国民に直接、発信し続ければ、ある程度の効果は得られるでしょう」

 秋篠宮さまの誕生日会見で、紀子さまのご心痛を和らげる“起死回生の一手”は生まれるのだろうか。

山下晋司 皇室解説者。23年間の宮内庁勤務の後、出版社役員を経て独立。書籍やテレビ番組の監修、執筆、講演などを行っている

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