松本人志の訴訟取り下げ背景に「最優先にせなアカン」浜田雅功も乗り出した“自粛芸人の復帰計画”
週刊女性PRIME / 2024年11月18日 21時0分
昨年末から続いていた『ダウンタウン』松本人志をめぐる“性加害疑惑”騒動が、11月8日にひとまずの決着を迎えた。
「松本さんは発端となった『週刊文春』の報道に対して、5・5億円の損害賠償などを求めた裁判を起こしましたが、取り下げることに。これにより、芸能活動休止にも終止符が打たれました。
世間では“結局、松本は文春に降伏した”という批判や、“芸能活動復帰の場がテレビというのは難しいのではないか”という見立てが飛び交っています。そんな中、当の松本さんが第一に考えているのは、現在も危機的状況から抜け出せずにいる“あの後輩芸人”の進退なんです」(芸能プロ関係者)
今年1月、松本は文春の発行元や編集長に対して名誉毀損の訴訟を提起。それと同時に、裁判に集中するため、すべての芸能活動を休止した。
「その際に物議を醸したのは今年1月、松本さんが自身のSNSに投稿した《事実無根なので闘いまーす》という一文。明らかに文春サイドを挑発する内容ですし、具体的に何が事実無根なのかも不明とあって、裁判が終わった今もなお“この投稿さえなければ”という声が身内の関係者から聞こえてくるほどです」(スポーツ紙記者、以下同)
文春側に「物理的な証拠はない」
しかし、一方の文春サイドにも“舌禍”はあったといわれる。今年3月に文春の幹部社員が、とあるWEB番組内で松本の性加害報道について「(証拠は被害を訴える女性の弁によるもので)物理的な証拠はない」という旨の発言をしたのだ。
「松本さん側の裁判終結の発表にも《強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました》という一文があったとおり、ここを認めてしまったことは文春側にとって痛かったようです。結果、双方は裁判とは別に話し合いの場を設けることとなり、今回の訴えの取り下げ、実質的には“和解”という形にたどり着きました。
しかし、松本さんはたとえ性加害がなかったとしても、“複数の女性と日々飲み会を行っており、その女性は後輩芸人に手配させていた”というイメージがついてしまった。また、白黒つけると言いながら自ら訴訟を取り下げたことなどで“もう笑えなくなった”という声が多数あがっています。対する文春も“確たる証拠もなく芸能人を引退に追い込もうとした”という印象が残り、世間からのヘイトは週刊誌のみならず、メディア全体に向けられる事態にもなってしまったのです」
つまり、訴訟の結果だけに焦点を当てた場合、「よくて引き分けで、実質的には“双方敗北”といったところでは」(法曹関係者、以下同)という見立ても。
松本が記者会見を開かない理由
「松本さんは多額の金銭的な負担を強いられ、仕事にも大きな穴をあけてしまった。そして訴訟取り下げに至る過程では、双方の間でさまざまな取り決めが行われていたようです。例えば、週刊誌と芸能人での和解条件といえば、メディア側は“今後この件に関しては続報しない”ということにして、芸能人側も“詳細についての口外は禁止”などの決まり事が設けられます。これは松本さんに限らず、吉本興業も条件に含まれている可能性が高い。松本さんが記者会見を開かないことや、文春の最新号に松本さんに関する記事が掲載されていなかったのも、そういった“密約”によるものではないでしょうか」
こうして約10か月に及ぶ活動自粛も終結を迎えた松本だが、騒動の当初から心配していたのは、自身の進退もさることながら、飲み会に女性たちの手配を行っていたと報じられたお笑いコンビ『スピードワゴン』の小沢一敬の今後についてだという。
「小沢さんは報道後の今年1月、所属事務所が《スピードワゴン小沢一敬はこれまで通り活動を続けてまいります。なぜならば、小沢の行動には何ら恥じる点がないからであります》と情報発信するも、直後から体調不良を理由に一切の芸能活動を自粛したまま現在に至ります。
他にもさまざまな後輩芸人たちが“アテンダー”として報じられたものの、情報発信も含めていっさい公の場に出なくなったのは小沢さんだけ。訴訟に発展した時点で、松本さんが芸能活動に復帰できなければ小沢さんも表には出られなくなってしまうだろうと、多くの芸人仲間が心配の声をあげていました」(芸能プロ関係者、以下同)
約10か月を「貝」になり続けた
活動自粛から現在まで、小沢は「貝になる」道を選択していた。
小沢とはマージャン仲間でもある明石家さんまは、今年5月にラジオ番組で「小沢に“連絡しちゃダメ”って向こうの会社の人から言われてます」と明かしていた。
「でも実は、小沢さんはすべての連絡をシャットアウトしているわけではなく、音信不通となっているのは松本さんをはじめとした吉本興業所属のタレントだけなんです。
他事務所の芸人とは連絡を取り合っていて、松本さんやさんまさんの連絡をスルーしていることについては“会社からの指示で……”と申し訳なさそうにしていたと、近い関係者から聞きました」
この状況では松本が心配を募らせるのも無理はないが、小沢の進退に関しては裁判終結後、なんと松本の相方・浜田雅功も「小沢の復帰は最優先で考えないとアカン」と話していたという。
「コンビそろって同じ気持ちになっていることは、電撃復帰を待ち望む小沢さんにとって大きな救いとなるでしょう。実は、松本さんの裁判終結に関しても、文春サイドとなかなか折り合いがつかない状況に対し、これまで訴訟に関して深入りしてこなかった浜田さんが、松本さんに直接、“まずはそっち(訴訟)を終わらせるべきじゃないか”と提案し、結果的に和解へとつながったそう。
やはりダウンタウンは浜田さんの存在あってこそのコンビなんです。そしてダウンタウンのふたりだけではなく、多くの芸人たちは小沢さんがこのまま“飼い殺し状態”になってしまわぬよう、復帰の道筋をつくろうとしています」(中堅お笑い芸人)
松本は自身の復帰を急いでいない
そして、松本は自身の復帰に関しては、決して急いでいるわけでもないようだ。
「最近も後輩芸人だけでなく、中居正広さんなどの芸能人も含め、旧知の仲間らと自宅で飲み会を開催したそうなんです。そういった場面であれば、裁判の騒動や復帰の話題になりそうですが、単に“松本さんがめちゃくちゃ面白い話をし続ける会”になったんだとか。そして、その新しいお笑いの企画や番組内容のアイデアを、どうやってファンに届けるかの場所やタイミングについて、浜田さんや旧知の放送作家とも話し合いを続けているようです。
松本さんの復帰には批判的な声や報道も多く、テレビ復帰が絶望視されているようにも見えますが、実際に先日放送された民放キー局の特番は“もし出演が可能であれば”と直前まで松本さんに出演オファーをしていましたし、他局の幹部も吉本サイドと接触し、松本さんの復帰についての打ち合わせを行っている状況です」(テレビ局関係者)
松本は小沢の復帰を含めて、この先はどう動いて、何を起こすのか。彼の今後の動向から目が離せない。
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