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「川崎でぶっちぎり1位でした」俳優の鈴木伸之、スーパー野球少年時代と父の思い出を語る

週刊女性PRIME / 2024年11月23日 22時0分

鈴木伸之 撮影/渡邉智裕 ヘアメイク/下川真矢 スタイリスト/中瀬拓外

僕は野球経験者だったので、最初はそんなに練習しなくてもできるだろうって、ちょっと高を括っていたんです。ですが、いざ撮影が始まったら、木製バットで打つのは初めてで、ボールを打っても飛ばなかったり、スイングをするにしてもいろんな理論があったりして、これはまずいぞとすぐ気づいて。そこからバッティングセンターに通ったり、家で素振りも100回くらいしたりと、できるだけ時間をつくって練習しました

小学生時代は「ぶっちぎり川崎で1位でした」

 土ドラ『バントマン』で鈴木伸之が演じるのは、子どものころから生粋のホームランバッターとして花道を歩いてきたプロ野球選手の柳澤大翔。

 物語は、そんな彼が球団から戦力外通告を受け、一般企業に就職。そこで、まるで送りバントをするかのように、他人のために身を粉にしてチャンスを提供する仕事、“バントマン”として生きていく姿を描くスポーツ・ヒューマンドラマだ。

中学まで野球をやっていたのですが、僕はホームランをバンバン打っていたわけではなかったです。ただ、肩がすごく強かったんですよ。(神奈川県)川崎市出身なのですが当時、小学生で地域のうまい子を集めて連合チームをつくって練習していたんです。そのときみんなで遠投をやったら、僕だけグラウンドの場外にまで投げてしまって、ぶっちぎり川崎で1位でした(笑)。たぶん70mくらいは投げていたと思います

 今回、ひとり息子の直斗(小山蒼海)を育てる父親役にも挑戦中。

「蒼海くん自身も野球が好きで、隙あらば“キャッチボールをやろう。やろう!”って言ってきて、かなり疲れました(笑)。撮影で、僕が直斗の投げた球をバンバンホームランするシーンがあったのですが、台本どおりにできて監督のOKが出たら、普通は喜ぶじゃないですか。

 でも、蒼海くんは演技だとわかっていても、涙が出そうになるくらい悔しかったみたいなんです。そのあと、もう1回そのシーンを撮ったら、急にトコトコって僕のほうに歩いてきて、“今度は絶対ホームラン打たれないからね”って(笑)。本当に可愛いんですよ。あんな息子いたら溺愛しちゃいますね

 鈴木自身も父親とこんな野球の思い出があるそう。

「親父も野球が大好きで、小学生のころ自宅の庭でキャッチボールをしていました。狭いのに親父の威厳を見せたいのか、ここぞとばかりに本気で投げてきて怖かったです(笑)。年子の兄が2人(2歳上と1歳上)いて、みんな野球をやっていました。親父は日曜日が休みなので、試合があると見に来るんです。

 それで、家でいろいろ感想を言われるのですが、いつも兄貴たちは褒められるのに、なぜか僕だけ毎回怒られるんです。普通、長男には厳しくて、一番下の子は“まだ小さいからしょうがない”ってなるじゃないですか。うちは真逆で、怖かった思い出のほうが多かったです。だから、この作品で僕が息子の直斗をめちゃくちゃしごいているのは、親父の影響かもしれません(笑)

最近コレを買いました

先日、コーヒー豆を買いました。野間口徹さんがおすすめしてくださった電動で豆を挽くマシンを買って、それで入れていると本当に美味しくて。豆はあっさりめの味が好きなので、飲みやすそうなのを選んでいます。缶コーヒーも好きなのですが、最近は仕事に行く前とかに自分で入れてよく飲んでますね

土ドラ『バントマン』 東海テレビ・フジテレビ系 土曜夜11時40分〜

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