「どう見てもパフォーマンス」鈴木紗理奈と玉木雄一郎氏、不倫対応で分かれた明暗
週刊女性PRIME / 2024年12月6日 5時0分
週刊誌の不倫報道に対する読者の反応はさまざまだが、つい先日、報じられたタレントの鈴木紗理奈と先の衆議院議員選挙で大躍進した国民民主党の代表・玉木雄一郎氏の2件の不倫騒動は、これまでとは少し異なる反応がみられた。
『週刊文春』(11月21日号)が報じたところによれば、鈴木は愛知県に本社がある会社の社長と都内で半同棲しているという。『文春』の直撃を受けた鈴木は、男性との交際を認めたが、彼に妻子がいることを告げられると、初めて知った事実に驚き、男性からは“離婚した”と聞いていたとして、《不倫はあり得ない》と涙目で語ったという。
生謝罪は高評価
鈴木は離婚経験があり、現在は独身。元夫との間に生まれた長男を育てながら仕事を続け、情報番組のコメンテーターとしても活躍中だ。
不倫報道が彼女の仕事にどんな影響を及ぼすのか、業界関係者は注目していたが、『文春』の直撃を受けた翌日11月12日には、レギュラー出演している『ゴゴスマ』(TBS系)に予定通り出演。この日は、彼女にとってあいにくと言っていいのか、玉木代表の不倫問題を扱っていたが、鈴木は一切発言しなかった。
番組サイドも本人もこのままスルーして、ほとぼりが冷めるのを待つのだろうかと思っていたら、19日、鈴木は同番組で生謝罪したのだ。これに驚いた人は多いが、ネット上では、
《堂々と経緯の説明をして謝罪した紗理奈さんは、なかなか立派だったと感じました》
などと応援する声も多く、「コメンテーターを続けてほしい」というコメントも上がっていた。
テレビ局関係者も、
「本人も事務所もいい判断をしたと思います。もちろん、それは番組サイドも。今後、不倫ネタはコメントしにくいと思いますが、仮に触れるとしたら自身の経験を踏まえて話すことができ、説得力も増すのではないかと思います」
と、生謝罪を高評価。
謝罪に「どう見てもパフォーマンス」
さて、鈴木の数日前に報じられた玉木代表の不倫報道だが、こちらも思っていたより鎮火は早かった。
11月11日発売の『FLASH』によれば、玉木代表は自身の地元である香川県・高松市の観光大使で元グラビアアイドルの小泉みゆきと交際し、地元のホテルや新宿のワインバーで逢瀬を重ねていたという。
報道を受けて、玉木代表はすぐさまメディアを集めて記者会見を開いた。そこで事実を認め謝罪したのだが、それだけでは済ませず、東京・有楽町で“公開謝罪”を敢行。聴衆からは罵声も飛んだが、「頑張って」という応援の声が多く聞こえた。
ネット上では、
《玉木も“男”だったか。人間臭いところが人気の秘密なんだろうね》
《個人的なことなので、政治家として頑張ってくれたらと思う》
と、好意的な意見が散見される一方で、
《不倫相手は職を失い名前も晒されたのに国会議員は何も失わず何も変わらない。こんな不公平は許せない》
《公開謝罪はどう見てもパフォーマンスで、あざとい》
など、当然だが批判的な意見も多くみられる。
一般人なら“家庭の問題”であり、関係のない者がとやかく言うことではない。芸能人についてもそう言いたいところだが、彼らは人気商売ゆえに、CMなど仕事に影響が出る以上、迷惑を被る人もいて、多少は非難の声が出るのは致し方ない。
では、政治家はどうか。
「絶対に、不倫をしない」と綴っていたのに
実際、これまで不倫が発覚して、辞職に追い込まれた議員は複数いる。記憶に新しいところでは今年の4月、『パパ活不倫』で辞職した宮澤博行氏と2016年に『文春砲』を撃たれ辞職した宮崎健介氏。宮崎氏は、辞職理由についてこう述べている。
《言行不一致が一番大きかった。政治家を志すときに、今の日本の政治は終わっていると。『クリーンですよ』と言いながら、裏ではお金で悪いことをしている人がいる。それとやっていることはあまり変わらないと思った。言行不一致イコール政治不信を招くということで私はけじめをつけた》
また、国会議員ではないが、2020年に不倫が発覚して辞職した埼玉県議は、辞職理由を「一番身近である妻を裏切った。そうした人間が議員である資格はない。皆さんの信頼を裏切り、期待に沿えず申しわけない」と述べている。
国民民主党は12月4日、代表の玉木氏を「役職停止3か月」とする処分を決めた。玉木氏は代表辞任を否定しており、役職停止期間中は古川元久代表代行が職務を担うという。はたして、この姿勢に世間は納得しているのだろうか。なお、玉木代表の不倫相手・小泉は仕事を失う危機にあるという。
玉木氏といえば、《「絶対に、不正をしない。」「絶対に、不倫をしない。」などというように、そもそも政治家として有権者信頼に耐えうる集団であることを、自信を持って約束できる集団であるべきだと思います》と、自身のオフィシャルブログで綴っていた。しかし、不倫疑惑が発覚すると、会見を開き「ひとえに私の心の弱さ。家族のみならず、期待を寄せていただいた全国の多くの皆さんに…」「本当に申し訳ありませんでした」と、即謝罪。
一時は辞任論も出たが、結局は議員辞職どころか代表も辞めないことに。
「これがバレたら、仕事を失うことになるかもしれない」
「自分も恥ずかしいが、家族も恥ずかしい思いをする」
そんな思いが玉木代表の頭をよぎることはなかったのだろうか。それとも、「彼女が好きだから、すべてをなげうつ覚悟だ」ということだったのだろうか。
しかし、彼の言葉からは、そのどちらも感じ取ることはできない。想像力もない、恥も知らない、覚悟もない、脇も甘い、自分に好意を寄せてくれた女性を守ることもできない……。そんな人物に国政を任せていいのだろうか。
拡散された“領収書”
また、本人は否定しているが、女性との交際に政治資金が使われていたのではないかという疑念も。一部報道では、国民民主党の『組織活動費』における『宿泊費』の多さが指摘されており、その費用は2023年までの約3年間で111万7372円にも及ぶという。
さらに、ネット上で宿泊したとする高松市内のホテルの領収書現物の画像が拡散。2023年11月18日に泊まったものとみられ、金額は2万2000円。不倫女性と宿泊した際の領収書ではと疑惑も上がったが、これに対し玉木代表は会見で「2023年11月18日のホテルの領収書についてご指摘をいただきましたが、これは、当時、休職中だった男性秘書(後に退職)と、復帰に向けた面談を行なった際に使用したときのもので、妻が同席しています」と説明。だが、SNSでは、
《面談でホテルに宿泊する必要があるのか》
と、疑問の声も上がっている。
同じ国民民主党の伊藤孝恵参議院議員は、Xにこうポストしている。
《最低だ。国会が“対決より解決”の政策議論を取り戻せるかもしれない千載一遇のチャンスに何やってくれてんだよ。 どうか皆さま「不道徳であっても政治家としてしっかり働いてくれればいい」とか「玉木も人間だったのね」等のコメントで玉木雄一郎を甘やかさないで下さい。 自分の一番近くにいる人を裏切り、悲傷の渦中に突き落とした者は相応の制裁を受けるべきです。しかし同時に… それを下せるのは宇宙でたった1人だけ、妻だけだとも思います》
一見、制裁を受けるべきだと、玉木代表を叱責しているようにも見えるが、それができるのは妻だけで他者はするべきではないとしている。しかし果たして、そうだろうか。玉木代表は一般人でも芸能人でもない。国民に選ばれ公職についている“公人”だということを忘れてはいないか――。
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