「どうしてあの原作を実写化？」中島裕翔と板垣李光人主演ドラマに“原作ファン”が漏らした不安

中島裕翔と板垣李光人

　'25年1月のフジテレビ・カンテレの月曜10時枠で、清水玲子の人気漫画『秘密-トップ・シークレット-』を原作とするドラマ『秘密～THE TOP SECRET～』が放送されることが発表された。

「俳優が悪いとかじゃなく、作品実写化が許せん！」

　科学警察研究所の法医第九研究室・通称“第九”を舞台に室長の薪剛と、薪の亡き親友・鈴木にうりふたつの新米捜査員の青木一行が、死者の生前記憶を映像で再現できる特殊なMRI技術を用いて事件の真相に迫るヒューマンサスペンスだ。

「室長の薪を板垣李光人さん、新米捜査員の青木を中島裕翔さんが演じます。原作では薪は33歳、青木は24歳という設定。ドラマ版の薪も“30代には見えぬ容姿”と紹介されていますが、一部原作ファンからは不満が出ています」（テレビ誌編集者）

　ドラマ化が発表されると、

《漫画史上最も美しい男性キャラこと薪さんを誰が演じるのだろうか...ていうか誰がやっても絶対厳しい...》

《意外と年いってる設定だったはずだからりひとくんは若すぎる…》

　現在22歳の板垣が33歳の薪を演じることに対して、不安に感じる人も。

『秘密～THE TOP SECRET～』は'16年に生田斗真と岡田将生で映画化もされているだけに、映画以上に規制が厳しいドラマ化は難しいのでは？　との声も。

《生田斗真くんで映画化してずっこけて（中略）俳優が悪いとかじゃなく、まじあの作品実写化が許せん！》

《どうしてあの原作を実写化しようとするんだろ、内容的にグロいのも必要なのに地上波じゃ制約があってそのままは無理だろね…》

　映画ライターも「映画もPG12（小学生以下のお子様が視聴する際、保護者の助言・指導が必要）だったので、地上波であの作品をどこまで描けるか心配」と続ける。

「凶悪犯罪に関わる凄惨な映像と日々向き合うことで、捜査を担当する職員たちも苦悩するというストーリーのため、映画版ではグロいシーンもありました。22時台に放送されるなら、かなりマイルドな演出になるのでは。原作ファンも納得できる作品に仕上がればいいのですが」

　一方、ドラマ版に期待する声も。

「4月期に同枠で放送された『アンメット ある脳外科医の日記』も原作では若葉竜也さんが演じた脳外科医が主人公だったものの、杉咲花さんが演じた記憶障害を抱える看護助手を主人公に変更したことで、放送前は不安視されていました。

　しかし作者も絶賛するほど丁寧に描き、多くのドラマ賞を受賞しました。カンテレ制作のドラマはテレビ業界の負の部分にフォーカスした『エルピス-希望、あるいは災い-』など骨太な作品も多いので、期待していいと思います」（前出・テレビ誌編集者）

　SNS上でも、

《清水玲子先生の「秘密」を板垣李光人くん主演でドラマ化って！！！これ以上の薪さんはきっともう現れない！！！》

《誰が薪さんと青木を？って心配してたんやけど板垣李光人くんと中島裕翔か！なかなかイメージ合ってると思う！》

　と、キャスティングから期待する声も。

　板垣は原作の薪と同じAB型で、誕生日も同じ1月28日。中島の誕生日である8月10日は原作の鈴木の命日と一致するなど、縁のあるキャスティングになっているだけに、原作ファンの不安を吹き飛ばす名作になることを期待したい。