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「内親王初のシンボルに」愛子さま、囁かれる待望の総裁職デビューは動物愛護団体か

週刊女性PRIME / 2024年12月4日 8時0分

10月中旬、佐賀県に赴き、単独地方公務デビューを果たされた

 12月1日、23歳のお誕生日を迎えられた愛子さま。この1年は学習院大学卒業後の4月に『日本赤十字社(以下、日赤)』への就職、単独公務デビューなど、多くの変化があった。

愛子さまを支えるご学友

「日赤に入社されてから、宮中祭祀や公務もある中で、毎日のように出勤されるなど、愛子さまの公務とお仕事の両立ぶりに感心している人も多いです。同期とランチを共にするなど、職場の人間関係も良好なのだそうです」(日赤関係者)

 社会人となって激動の日々を過ごされる愛子さまだが、その裏では学生時代からのご学友に支えられているという。

「大学時代の友達と今でも連絡を取り合っているそうで、社会人1年目の悩みを共有していらっしゃいます。大学時代は仲の良い友達のご自宅に“お泊まり”されたことも。このお泊まりは侍従職が事前に相手方の家に視察に行き、実現したそうです」(学習院OB、以下同)

 コロナの影響で学習院大学の目白キャンパスには1年しか通うことができなかったが、愛子さまにはお気に入りの場所があったという。

「体育館裏にいらっしゃるのをよく見かけました。体育館は大学の入り口のすぐそばにあり、目立つ場所でしたが、愛子さまは、そこでお友達と談笑するのを好まれている様子でした。中でも、愛子さま同様に高校からエスカレーター式に進学してきた古くからのお友達とはとても親密なのだとか」

 そんな中、愛子さまには“あるデビュー”の可能性が囁かれている。

「ほかの皇族方と同様に、いずれかの団体の総裁や名誉総裁の役職に就かれるのではないでしょうか。“愛子さまを天皇に”という声が上がるなど、愛子さま人気はまさに絶頂。総裁職を務めていただきたいと願う団体は数多くあることでしょう」(皇室ジャーナリスト)

愛子さま総裁職への段取り

 総裁職への就任は、どのような段取りを踏むのだろうか。

基本的には各団体から皇室に対してお声がけがあり、精査をしたうえで、就任するという流れになります。総裁職は大きく分けて2つあり、1つは戦前から皇室との関わりが深く、皇族のどなたかが就任する団体。紀子さまが総裁を務められている『結核予防会』などがこれにあたります。

 もう1つは、皇族のお考えが関係するもので、特定の分野に特化した団体。例えば、秋篠宮さまが総裁の『日本動物園水族館協会』などが該当します」(宮内庁OB、以下同)

 では、どのような団体が適切なのだろうか。

「現在、皇族のどなたかが担われているものを引き継ぐというよりも、新しいもので、今の時代に適した総裁職を請け負われるのが好ましいです。

 中でも、保護犬や保護猫の里親を探すなどの活動をしている動物愛護団体は適しているのでは。愛子さまは動物が大変お好きですし、お誕生日写真などで、たびたび一緒に写る愛犬の“由莉”や愛猫の“セブン”、今年8月に天国に旅立った“みー”はいずれも保護犬と保護猫でした。愛子さまだけでなく、天皇ご一家で関心がある分野でもありますし、保護される動物たちの存在を、より知ってもらう助けにもなるはずです」

 宮内庁OBで皇室解説者の山下晋司さんによると、総裁職就任にあたり問題点もあるという。

「もちろん、団体の設立趣旨や関係する団体、個人などの確認は必要ですが、その分野を代表する団体なのかどうかが重要です。同様の団体がいくつもある中、1つの団体の役職に就かれることは好ましくありません。担当省庁と相談のうえ、国内の動物愛護団体を代表するような団体であれば問題はありません」

 愛子さまが団体の総裁職という“シンボル”に就かれる場合、天皇家の内親王としては初の試みになる。

「'05年、秋篠宮さまのご友人だった黒田慶樹さんと結婚して皇室を離れ、天皇家の内親王として先輩にあたる、黒田清子さんも皇族時代に総裁職に就くことはありませんでした。清子さんは大学を卒業後、山階鳥類研究所に就職しましたが、当時は内親王の就職も異例。総裁職という話題すら上がりませんでした。時代とともに女性皇族の役割も変わっていき、今では就職や総裁職に就くことに違和感はありません。愛子さまの総裁職デビューも十分考えられると思います」(前出・宮内庁OB)

黒田清子さんについて振り返る

『皇室の窓』(テレビ東京系)で放送作家を務めるつげのり子さんは、黒田清子さんについて振り返る。

「清子さんは、'02年の誕生日文書で《将来的にその立場を離れる可能性がどうしても念頭にあるため、中途半端に投げ出してしまうことのないように、継続的な責任ある立場に就いたりすることは控えてきたということはあるかもしれません》と、綴っていました。総裁職就任という話もあったのかもしれませんが、内親王としての立場を考慮して、あえて就かなかったということも考えられます」

 期待される皇室初の試み。動物関連の団体で、有力視されているものがある。

「盲導犬の育成訓練や視覚障害者の社会参加の促進などを目的としている『アイメイト協会』です。愛子さまは毎年4月に開催される学習院大学のイベント『オール学習院の集い』で『アイメイト協会』のブースに足を運ばれ、盲導犬との歩行を体験されるなど、関心があることは間違いないです」(前出・皇室ジャーナリスト、以下同)

 実は『アイメイト協会』と皇室にはつながりがあった。

「黒田清子さんが12歳の誕生日に、当時の天皇、皇后両陛下からプレゼントされた紀州犬のしつけを『東京盲導犬協会(『アイメイト協会』の前身)』の理事長だった塩屋賢一さんという方が担当していたのです。塩屋さんは盲導犬育成の第一人者だったそうで、それがきっかけで清子さんは盲導犬に関するチャリティーイベントに参加するなど、盲導犬の育成により関心を寄せるようになったといいます」

 前出のつげさんも「動物に関連する団体という可能性はある」としたうえで、

「今は日赤の仕事で献身的に国民のために尽くしたいという思いが強く、総裁職の就任は、まだ先の話なのではないでしょうか。愛子さまのご性格上、仕事や公務、総裁職に関して、中途半端になるようなことは避けたいと考えているでしょうし、もう少し仕事が落ち着いてから、検討されるかもしれませんね」

 愛子さまの動物愛が内親王初のシンボルになる日が待ち遠しい。

山下晋司 皇室解説者。23年間の宮内庁勤務の後、出版社役員を経て独立。書籍やテレビ番組の監修、執筆、講演などを行っている
つげ のり子 西武文理大学非常勤講師。愛子さまご誕生以来、皇室番組に携わり、現在テレビ東京・BSテレ東で放送中の『皇室の窓』で構成を担当。著書に『素顔の美智子さま』など

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