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サンタのトナカイの鼻が“真っ赤”なのは米国の小冊子が起源「当初は反対された」理由に納得

週刊女性PRIME / 2024年12月24日 10時0分

真っ赤な鼻をした子どものトナカイには「ルドルフ」という名前がある。原案を作ったメイの子どもが決めたともいわれている ※写真はイメージです

 日常の気になる疑問を解決!サンタのトナカイは、どうして「真っ赤なお鼻」なの?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。

知って楽しい!おもしろ雑学

Q.サンタのトナカイは、どうして「真っ赤なお鼻」なの?

A.アメリカの百貨店で配られた小冊子に登場するトナカイの鼻が真っ赤だったからです。(クリスマス文化研究家 木村正裕さん)

 もうすぐクリスマス本番。クリスマスソングの定番曲に『赤鼻のトナカイ』があるが、どうしてサンタクロースが連れているトナカイの鼻は赤いの?

 クリスマス文化研究家の木村正裕さんに聞いた。

アメリカの、とあるデパートで配られた赤鼻のトナカイが登場する小冊子のストーリーが世界中に広まったことから、トナカイ=赤鼻というイメージが定着したんです

 クリスマス文化の本場である、ヨーロッパなどの伝承とは関係がないとは驚き。どのように広まったのか。

「その小冊子は和訳すると『赤鼻のトナカイ』というタイトルで、1939年にアメリカのシカゴにあったモンゴメリー・ウォード百貨店にて無料で配られました。ホリデーシーズンはデパートの稼ぎ時なので、宣伝のために作られました」(木村さん、以下同)

 広報担当のロバート・メイという男性が、濃い霧の中、プレゼントを配れないと困っているサンタクロースを助けるキャラクターとして、真っ赤な鼻でピカピカとあたりを照らす子どものトナカイが出てくる話を提案した。

ただ、欧米では赤い鼻はアルコール依存症の象徴なので、反対する声もあった。けれど、実際にイラストにすると、とても愛らしいキャラクターになったので、採用されたのだといいます。1940年代を通して240万冊も配布されました

 1949年にはアメリカのジーン・オートリーという人気歌手が同名の曲をリリース。世界中で翻訳され、日本でもおなじみのクリスマスソングとして定着した。

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