「花嫁が輝くよう、常に目標をお持ちだった」桂由美さんと60年来の友人が明かした勝ち気な素顔
週刊女性PRIME / 2024年12月30日 17時0分
2024年という一年間の世相を表す漢字として選ばれたのは『金』だった。この年、人生の幕を下ろしたあの人たちにも、金のように輝くエピソードがある。あまたの功績を残した人たちに思いを馳せ、キラキラと輝く逸話を紹介―。
「すべては花嫁のために」
この言葉を信念に、日本のブライダルファッション文化を切り開いたデザイナーの桂由美さんが、'24年4月26日に94歳で亡くなった。
斬新な挑戦を続ける
「桂さんは'65年、日本で初となるブライダル専門店を東京・赤坂にオープンさせました。この当時、日本では結婚式でウエディングドレスを着用する花嫁がたったの3%と、洋装での婚礼は一般的ではなかったのです」(ブライダル誌ライター、以下同)
それでも“婚礼衣装の選択肢を増やしたい”と、桂さんは次々に新しいウエディング様式やドレスを提案した。
「次第に、桂さんのドレスは多くの女性たちの憧れの的となり、結婚式では『桂由美』のドレスを着ることがステータスとまでいわれるほどになったのです」
ウエディングドレスのデザイナーとして大成功を収めた桂さんだが、その一歩を踏み出す際は葛藤もあったようだ。
「出会った当時、先生はウエディングドレス専門のデザイナーとしてやっていくか、迷っておられました」
こう明かすのは、魅力研究家や美容家として活動するマダム路子さん。桂さんとは60年来の友人だという。
「出会った当初、私はまだ20代で、先生は30代。私がヘアメイクとして参加したファッションショーでご一緒したのが最初だと思います。そのころから先生はデザイナーとして活動していましたが、ウエディングドレスが専門ではありませんでした。そこで“本当はウエディングに絞って活動していきたいのだけど、どう思う?”と相談をいただいて。当時、結婚式といえば和装が主流でしたから、斬新な挑戦に“勝ち気な方だな”と感じたのを覚えています」(マダム路子さん、以下同)
以降、桂さんが亡くなる直前まで親交は続いた。
「ものすごく頻繁にというわけではありませんが、節目ごとにお会いしていました。最後にお目にかかったのは、亡くなる半年ほど前のことです。先生は、結婚10周年や20周年といった節目に、もう一度結婚式を挙げることを推奨する活動をなさっていて、それに関する講話に呼んでいただきました。先生は花嫁が輝くよう、常に目標をお持ちで、90代になられても精力的に活動なさっていましたから、突然の訃報にはとても驚きましたし、寂しく思います」
桂さんが立ち上げたブライダルブランド『ユミカツラ』は、訃報を受け、次のような声明を発表している。
《ユミカツラのデザイナーであり、30年以上桂由美の右腕として共にクリエイションをしてきた(中略)クリエイティブチームが、桂由美の想いと遺産が生き続けるよう、後任としてコレクションの制作を託されました》
次世代へと継承された“ブライダルマザー”の信念は今後も花嫁を輝かせるだろう。
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