中森明菜が「地方の野外フェスに参戦」する裏事情、復活の歌姫に近づく“希代のヒットメーカー”
週刊女性PRIME / 2024年12月24日 21時0分
「ほらみんな、電話の前に立つのよ!」
公共の電波を通して、リスナーに呼びかけたのは中森明菜。2024年12月15日放送のラジオ番組でMCを務めたのだ。
「2022年の再始動以降、ラジオやテレビ番組に肉声を寄せることはあっても、明菜さんが1人で話すだけでした。それが今回、事前収録ではあったものの、ミッツ・マングローブさんと垣花正さんと3人での会話が約4時間にわたって放送されたのです。昭和のラジオを前提とした明菜さんのコメントを懐かしく感じたリスナーも多かったのでは」(スポーツ紙記者、以下同)
番組では、冒頭のように語る明菜に対してミッツが、
「電話は、もう持ち歩くものになったから」
などと、たびたびツッコミ。時代に取り残されたままかと思えば、スマートフォンは所有しているとも明かした。現代のテクノロジーにも適応しているようだが、それに伴うように明菜の歩みも加速している。
2025年4月に音楽フェスへ出演
「11月には香取慎吾さんとのコラボ楽曲がデジタル配信されましたし、7月に行ったファンクラブ限定のイベントは、年末にも追加公演を開催します。その動きが活発になってきたことから、『NHK紅白歌合戦』への出場も期待されています」
“辰”年だけに、大みそかに向けて飛翔を続ける明菜だが、さらに野外音楽フェスへの出演も予定している。
「2025年4月に大分県で開催される『ジゴロック』という、2024年3月に第1回が開催されたばかりの音楽フェスに出演することが発表されました。ディナーショー形式ではないコンサートで、明菜さんが大勢の前で歌うのは、2009年8月の横浜公演以来、実に16年ぶり。フェスは単独公演ではないにせよ、明菜さんが次の段階に進む大切な一歩になるはずです」(音楽ライター、以下同)
来年の干支である“巳”は、脱皮をする蛇の姿から、復活や再生の象徴とされる。
「明菜さんは過去に2度、体調不良による長期の活動休止がありました。症状が悪化して、一時は自宅から出られない“ひきこもり状態”にあったと囁かれたことも。長らく表舞台から遠ざかっていたことから、声が出るのか、年齢を重ねた自分の姿が受け入れられるのか、そうとうな不安があったと思います。それでも待ち続けるファンのため外に出ることを選択し、着実に歩みを進めてきました。完全復活は目前です」
だが、大分県という地方で行われる、できたてホヤホヤのイベントに、なぜ明菜が出演することになったのか。
明菜に出演を呼びかけた“人物”
同フェスを主催するテレビ大分の担当者に話を聞くと、
「明菜さんのマネージメントをする担当者からは“明菜さんが古くからお世話になっている方からお声がけいただいて、前向きに調整を行った結果、出演を決めました”との連絡をいただいています」
とのこと。明菜に出演を呼びかけた“人物”とは……。発表されている出演者の名前を確認すると、鈴木亜美、氷川きよしらと並び、小室哲哉の名前が。
1990年代に数々のミリオンセラー楽曲を生み出した小室は、1994年にリリースされた明菜の楽曲『愛撫』で作曲を担当した過去がある。
小室が明菜に呼びかけたのか、担当者に確認すると、
「そう認識していただいて問題ないかと思います」
と回答した。
フェスでは、希代のヒットメーカーと歌姫の共演が見られる可能性は高そうだ。さらには、その先があるかもしれない。
明菜の人気にあやかりたい小室
「小室さんとしても、明菜さんの人気にあやかりたいのでしょう。かつては次々とヒット曲を生み出し、一時代と巨万の富を築いた小室さんですが、自分が作った曲の著作権をほとんど手放してしまったようですから。2025年にはglobeがデビュー30周年を迎えますが、KEIKOさんとの関係もあって再始動は難しいかもしれない。だからこそ、明菜さんとはフェスでの共演だけでなく、新曲の制作も行いたいと思っているはず。期待できると思いますよ」(芸能ライター)
しかし、この芸能ライターは不安があるとも続ける。
「やはりいちばんは体調面でしょう。これまで2度にわたって長期の活動休止もありましたから、仕事を増やすことでの体調悪化が心配です。また、過去には突如としてコンサートを中止にしたことや、仕事に来なかったことも。わがまま放題に激怒したレコード会社の社長が“業界追放”を訴えたこともありました。そういった悪夢が再発しなければいいのですが」
生まれ変われるか─。
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