『靴下屋』公式SNSが炎上、中の人から漏れ出る“自我”が火種に「すき屋やドンキも過去に物議」
週刊女性PRIME / 2024年12月27日 18時30分
12月上旬の、とある『X』の投稿。
《最近のコートって毎年買い替えさせるために安くてすぐ駄目になる生地を使ってるから、衣服業界は本当に最低。ストッキングも破けないものを今の技術なら作れるのに買わせるためにすぐ穴があく生地にしてるって聞く》
これを読んで、あなたは「そうそう!」と思うだろうか。それとも「何言ってんの?」だろうか。この投稿に対して“専門家”である企業が反論した。
《何回も言うけど、「破れないストッキング」は都市伝説、陰謀論の領域です。作れるんなら作ってます》
ポストの主は『靴下屋』。名前のとおり、靴下の専門店だ。
靴下屋のアカウントはその後も、破れないストッキングは“技術的に不可能であり、安全性も低い”旨を繰り返し説明。しかし、結果として炎上した。
運営会社が謝罪文を発表する事態に……。なぜ?
「今回の騒動は、根本的には主張する内容でも、ストッキングの強度の問題でもないと考えます」
そう話すのは、あるITジャーナリスト。
「専門的な観点からの主張は至極まっとうで、納得する人も多かったのです。批判的な声を呼んだのは、発端のアカウントに対して直接の反論をしたことや、“都市伝説、陰謀論”といった表現です。
そこに反感を持った人が多かったのですが、問題の本質は、このような“企業アカウント”が公式に発表するようなコメントではない口調であったり、“個人的な考え”と捉えられる形での投稿だったからでしょう」(ITジャーナリスト、以下同)
SNS担当者の自我が漏れ出た企業アカウント
靴下屋の主張は、それほど強いものではなかったが……。
「近年、SNSで“担当者の自我”が漏れ出すような企業アカウントが少なくありません。それに対して、もともと悪感情を持つ人が一定数いて、今回の靴下屋の投稿は、そういった人たちのアンテナに引っかかったのかなと思います」
企業アカウント担当者の自我とは……。
「いわゆる“中の人”の個人的な悩みを投稿したり、昔の恋愛話を語ったり。社員を“社畜”と表現したり、フォロワーに“万引き歴”を聞いたりと、炎上したケースは多々あります。これらはアマゾン、すき家、ドン・キホーテなど大企業のアカウントでの事例です」
多くのフォロワーを抱える人気の企業アカウントもあるが……。
「しかしながらスベっているものも多い。企業アカウントで自我を持ち始めてしまい、企業の看板を背負ったまま、私情で投稿する。仕事につながる、もしくは面白いと思ったのか、個人アカウントよりも周囲の反応が大きく得られるので、さらに承認欲求が膨らみ、結果的に企業の看板に泥を塗ることに……。
内容は異なりますが、“陰謀論”という表現などから、このような企業アカウントを使った個人的な発信と同一視されてしまったのが、今回の靴下屋ではないでしょうか」
企業アカウントは宣伝・告知に徹するべき?
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
靴下屋「"キレ気味"投稿で炎上」から得られた学び 過去には同アカウントの投稿が称賛されていたが…
東洋経済オンライン / 2024年12月18日 14時0分
-
Tabio「消費者を陰謀論者扱いして炎上」の問題点 SNS発信では言い方が10割、正しいかではない
東洋経済オンライン / 2024年12月18日 8時20分
-
炎上した「靴下屋」Xは、一体何に謝罪しているのか 発端の「破れないストッキング」論にもダンマリ
J-CASTニュース / 2024年12月16日 18時40分
-
靴下屋、「破れないストッキング」めぐる投稿を謝罪 「意見を真摯に受け止める」
J-CASTニュース / 2024年12月16日 14時0分
-
「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
ねとらぼ / 2024年12月16日 11時53分
ランキング
-
1『はじめの一歩』←“はじめ君”は出てこないってマジ? 若者が知らなかったマンガの真実
マグミクス / 2024年12月27日 18時35分
-
2ワークマンを長く愛用する人が買って良かった「防寒ウェア」3選 ほぼ毎日着ている“蒸れにくい防寒ジャケット”など
Fav-Log by ITmedia / 2024年12月27日 19時15分
-
3和田秀樹「60歳からでも脳はどんどん発達する」 自分の限界を決めてしまうのはもったいない
東洋経済オンライン / 2024年12月28日 7時0分
-
43位は杉咲花、2位は宮本信子、1位は…国内ドラマ「2024年俳優ランキング」女性部門ベスト10
プレジデントオンライン / 2024年12月28日 8時15分
-
5全国で免許更新の「講習」オンライン化! 何が変わる? 「ゴールド免許」対象も違反者は? マイナ免許証に伴い始まるが…注意点は? 3月開始の前に元警察官が解説
くるまのニュース / 2024年12月28日 9時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください