「なんでフジ…」松田元太の“快挙”を喜べないファンの複雑胸中、ドッキリ以上に過酷な現場か

TravisJapan・松田元太

　昨年大ブレイクしたあの人気アイドルが念願の大役を掴んだのだが、ファンから心配の声が寄せられている。

「1月25日放送の『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』（フジテレビ系）の中で発表されたのが、Travis Japan・松田元太さんの地上波ドラマ単独初主演という“吉報”でした。同番組で様々なドッキリをかけられてきた松田さんですが、この日も、インド映画の準主役を決めるための“架空”のオーディションにまんまと参加。あり得ないミッションをこなした後で発表されたのが、4月から火曜よる9時からフジで始まるドラマ『人事の人見』の主演決定の知らせだったのです。これに本人は『マジっすか!?』と驚き、大感激していました」（芸能ジャーナリスト、以下同）

《無事に放送出来ますように》

　地上波ドラマ単独初主演のみならず、今作でゴールデン帯ドラマ初主演も飾ることになった松田。ファンから祝福の声が相次いでいるが、一方でこんな意見も。

《無事に放送出来ますように》
《とにかく無事に放送される事を願います》
《タイミングが心配　なんでフジTV...》
《フジでドラマ。元太大丈夫かな》

　そんな悲痛な叫びも当然だろう。放送されるフジテレビの現状が危ういからだ。

「中居正広さんの女性スキャンダルに同局の編成幹部が関与したと報じられている問題を受け、17日に同社社長・港浩一氏が会見を開きましたが、この内容に批判が殺到。27日に改めて社長らが“やり直し”会見を行いましたが、大半のスポンサーは不信感を募らせ、CMを差し替える動きが急拡大しています」（芸能ジャーナリスト、以下同）

　その余波は実際の番組制作にも及んでいる。

「現在放送中の月9ドラマ『119 エマージェンシーコール』の撮影に全面協力している横浜市消防局が一連の問題を受け、同ドラマとタイアップしたPRポスターの配布を中止しました。また23日に行われたフジの社内説明会では、同番組に関わるスタッフが『（市側から）仮に119番にまでクレームが来たら、協力を外さざるを得ないと説明があった。このままでは最終回まで撮影できない』と、港社長にぶつける場面もあったそうです」

　ほかにもこんな情報が……。

「先日、茨城県の五霞町にある『道の駅ごか』で撮影される予定だったFOD連続ドラマ『トラックガール2』の撮影が28日に順延となったとか。どういった事情があるのか分かりませんが……。いずれにしても、ドラマはかなりの準備期間が必要です。

　ロケ地の選定をあらかじめしておかなければならないのですが、各地のフィルムコミッションなどから渋られたりすると確定できない。松田さん主演の同作は撮影場所がオフィスが中心になるようですが、スタジオ以外の場所の撮影もでてくるはず。悪影響は避けられない」（芸能プロダクション幹部）

　ともすればフジ全面出禁の危機。ドッキリよりも肝が冷える撮影にならないことを願うばかりだ。