やっぱり京都をライバル視? 話題の「わたしは、奈良派」広告、近鉄に真意を聞いてみると...

Jタウンネット / 2019年4月14日 11時0分

鹿ののんびりとした様子が見る人を和ませる(公式サイトより)

「わたしは、奈良派。」――関西の大手私鉄、近鉄のこの広告が、じわじわと支持を広げつつある。


シンプルに奈良に行ってみたいと思わせてくれる秀逸なキャッチコピーで、奈良好きの人たちの間でよく使われるワードにもなっている。

しかし、何に対しての奈良派かといえば? やはり、京都になるのだろうか。Jタウンネットは、この広告の真意について近鉄に取材した。

「当初は意識している側面も...」

「わたしは奈良派」の広告プロモーションは2017年3月に始まった。当初から奈良公園の鹿と桜、興福寺阿修羅像をメインビジュアルに展開してきた。

近鉄沿線のみならず首都圏でもポスターを鉄道車内や駅に掲出するなどしており、特に鹿と桜の可愛いビジュアルが近鉄沿線外の方々にも好評のようで、首都圏でもこの広告を気に入る人は少なくないようだ。

18年秋からはインスタグラムのアカウントも開設し、SNSを通じてネット上での知名度は依然上昇中だ。

近鉄の各線が奈良県内をくまなく走っており、奈良市内はもちろん橿原・吉野・桜井・生駒など県内至るところをカバーしていて、奈良と近鉄の結びつきは深い。

旅人目線で感じられる奈良独特のゆったりとした空気感を表現できるワードとして決まったのがこの「わたしは奈良派」。文化財・自然・景勝どれもが豊かな奈良は、近鉄が特に重視してきたエリアだった。

ところで近鉄は同じ古都の京都にも乗り入れている。近年は国内外から観光客が殺到して飽和状態の京都への対抗意識のようなものはあったのか......を伺うと、

「当初は近隣の有名観光地である京都を意識している側面もありました。ただし、奈良も京都もどちらも有名な観光地であり、それぞれの良さがあると考えております。」

という回答をいただいた。京都や大阪がどうにぎわおうと、奈良の魅力をじっくりわかってもらえれば、というスタンスも奈良の気質を象徴しているかのようだ。

もっとも京都市内でも広告を掲出しており、ひそかに京都からお客さんを奪わんという奈良の意地も込められているかもしれない。

5月6日まで、奈良県内で撮影したイチ押し写真をインスタグラムに投稿してもらう「わたしは、奈良派。フォトコンテスト」も開催中。有名観光地はどこもかしこも混雑が予想される10連休、あなただけのおすすめの場所を奈良に見つけにいくのもよさそうだ。

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