24時間いつでも「昆虫食」が買える! 誰得感がすさまじい自販機が都内に爆誕していた

Jタウンネット / 2019年6月28日 11時0分

昆虫食がそろっている(2019年6月撮影)

世の中にはご当地の特性を活かした(あるいはまったく関係のない)変わり種の自販機がたくさんある。

今回はその中でも、身の毛もよだつような自販機を紹介する。


それは未来の食糧としても期待される「昆虫食」の自販機だ。東京・高田馬場にある「米とサーカス」というジビエ居酒屋の前に設置されている。

「米とサーカス」はJタウンネットも4年ほど前に訪れたことがあり(「トドやワニ、カエルの肉も! 高田馬場の本格ジビエ居酒屋に行ってみた」)、「イナゴの佃煮」や「カエルの皮炙り」など個性的なメニューに舌鼓を打った。

この店なら、昆虫食の自販機が設置されていてもおかしくはない。しかし当然ながら購入に抵抗がある人もいるようで、

「コオロギやサソリ、カイコ、サゴワームなど種類も豊富。売れ行きも好調らしいが、私は全力で遠慮したい」
「虫を買う勇気が湧かず、珍食材手ぬぐいを購入。何のために行ったのか分かりません」

といった声が、ツイッターでは寄せられている。

筆者も内心「食べたくないなあ...」と思ったが、知ってしまったからには行かざるを得ない。さっそく「米とサーカス」へ向かった。

「姿アリ」「姿ナシ」が選べる

「米とサーカス」(2019年6月撮影)
「米とサーカス」(2019年6月撮影)

高田馬場駅・早稲田口からすぐ、細い裏道のようなところに店を構える「米とサーカス」。昼間といえど雰囲気がある。自販機は表の分かりやすいところに設置されていた。

昆虫食は、600円、800円、1000円。買う勇気がなかった人向けか、「米とサーカス珍食材手ぬぐい」も販売されている。売り切れの商品もいくつかあり、一定数の購入者はいるようだ。

売り切れの商品も(2019年6月撮影)
売り切れの商品も(2019年6月撮影)

タガメ、ツムギアリ、オケラ... 名前だけなら楽しそうな、豊富な昆虫のラインアップだ。ものによっては「姿アリ」「姿ナシ」と親切に書かれているので、勇気の出ない人は姿ナシを選ぶこともできる。パッケージの絵だけでも十分気持ち悪いので、筆者は早くもここに来たことを後悔してしまった。

キンキンに冷えている(2019年6月撮影)
キンキンに冷えている(2019年6月撮影)

筆者はその中から、なぜかプレートがなく何の昆虫か分からないもの(1000円)と「ロースト クリケット(姿アリ/BBQ)」(800円)をチョイス。お金を入れるとドリンクのようにキンキンに冷えた昆虫食が、筒状のケースに入って出てきた。

出しやすくするためか、中には「おもり」が入っているが、持ち帰ってはいけない。ケースと共に回収ボックスに入れてほしいそうだ。

こんなにでかいボルトナット初めて見た(2019年6月撮影)
こんなにでかいボルトナット初めて見た(2019年6月撮影)

パッケージを取り出すと、プレートがなかったものは原産国がタイの「ワタリバッタ(塩味)」、「ロースト クリケット」は原産国がイギリスの「コオロギ(BBQ味)」であることが判明した。何か分からず買ったが、バッタで良かった...(良かったのか?)

左がワタリバッタ、右がコオロギ(2019年6月撮影)
左がワタリバッタ、右がコオロギ(2019年6月撮影)

会社に持ち帰って、さっそく開封してみる。まずはワタリバッタ(塩味)だ。期待通り、乾燥したバッタがワサッと入れられており、思わず脳内で「アアァァア」と声をあげてしまった。

裏面にはアレルギーについての記載がある。昆虫は甲殻類(エビ・カニ)に非常に近いので、アレルギーを持っている人は食べないようにとのことだ。

なんか...かわいそう...(2019年6月撮影)
なんか...かわいそう...(2019年6月撮影)

皿に出してみると、つぶらな瞳に羽のついたポディー。何かを訴えかけるように、こちらを見ている。虫は平気な方だが、これはやばいかも...。そう思いつつ、半目で口に入れると、サクッとした食感にほんのりとした苦みが口に広がった。悪くない。これだけだと味気ないが、酒の肴にちょうど良さそうだ。

ワタリバッタ(2019年6月撮影)
ワタリバッタ(2019年6月撮影)

怖いもの見たさか、周囲の編集部員たちも集まってきた。

嫌だ嫌だと言いつつ目を閉じて食したN記者は、「ウワアァァア」と声を上げてどこかに行ってしまった。これまで数多くの珍味を相手にしてきたO記者は、戸惑いながらも口に入れ「味薄いですね。まずいっす」と険しい表情。

残る後味が気に入らなかったらしく、ドリンクでかき消そうとしていた。

一方、お酒好きのK記者は、「コーヒーとかウイスキーに合うかも」とまんざらでもない様子だ。なんでも美味しく食べてしまうというA記者は「食感が軽くていいね。おいしい。『いかり豆』(乾燥させたソラマメを油で揚げたもの)みたいだ」と言いながら、次々にバッタを口に運んだ。筆者はいかり豆の味が分からないので何とも言えないが、好みが分かれる味のようだ。

コオロギ(2019年6月撮影)
コオロギ(2019年6月撮影)

続いて「ロースト クリケット(姿アリ/BBQ)」だ。こちらはよく見ないと「昆虫」と分からないため、視覚的には食べやすい。食感はサクサク、味も比較的馴染みのあるBBQ風味で、「バッタよりおいしい」「ご飯にかけたい」との声があがった。

しかしBBQの風味が強すぎるため、O記者とA記者からは「素材そのものの味が分からない」と厳しい指摘。筆者もピリッとしたBBQソースのような味しか感じられなかった。

とはいえA記者は「桜エビっていわれても分からないかも」とこちらも気に入った様子。バッタもコオロギも味に賛否はあるが、おかげで職場が明るくなったことには感謝したい。

味以前に、ビジュアルを受け入れることから始めないといけない昆虫食。初心者は「姿ナシ」や味付けがしっかりしたものからチャレンジするのが良いかもしれない。

バッタは生々しいのでご注意(2019年6月撮影)
バッタは生々しいのでご注意(2019年6月撮影)

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