ここは本当に日本なの...? 池袋の「ガチ中華フードコート」が想像以上に中国だった

Jタウンネット / 2019年12月29日 11時0分

本格的な中華のフードコートに潜入(写真はすべて編集部撮影)


池袋に本格的すぎる中華のフードコートがある――

2019年11月下旬ごろから、こんな投稿がツイッターで話題になっている。フードコートと言えば大きめの商業施設に必ずといっていいほどあるものだが、ここでは本当に中国に行ったかのような雰囲気を味わえるらしい。

実際に行ったと見られる人からは、

「日本にいながらにしてこのレベルの中華料理が食べれるのすごくないですか??」
「謎のアミューズメントパークみたいで楽しかったよ」
「少林サッカーに出てきそうな餃子や激辛四川料理は必食だよ!」
「ここはぜひリピートしたいです」

といった声が寄せられ、好評のようだ。

ビルの4階にある(赤枠内、一部加工)
ビルの4階にある(赤枠内、一部加工)

ここは池袋北口(西)を出てすぐのビル4階にある「友誼食府 (ユウギショクフ)」。元々あった「友誼商店」というスーパーに併設されている。

池袋北口周辺といえば、中国系の店が数多く並ぶチャイナタウンとして知られる。華やかな観光地である横浜中華街とはまた違い、どこか生活感ある雰囲気を楽しめる。

話題になっている友誼食府とはどういう場所なのか―― 中国への渡航経験もなければ言葉も一切分からない筆者だが、12月23日、現地に足を運んでみた。

日本人客はいなかった

エレベーターでビルの4階まで行くと、現れたのはコンビニをちょっと大きくしたような中国人向けのスーパー。フロアに足を踏み入れると異国情緒あふれるにおいが漂い、何語か分からないBGMが流れている。

そのすぐ隣に、フードコート「友誼食府」はあった。

フードコートの様子(一部加工)
フードコートの様子(一部加工)

フードコートは小ぢんまりしており、席は20席ほど。オープンして間もないのか、ある店舗のカウンターには立派な胡蝶蘭が置いてある。店は大きく分けて5店舗といったところだ。訪れたのは平日の15時過ぎということもあってか、人は少なめだ。

パネルには様々な料理が映し出されているが、紹介文はさも当然のように中国語だった。

食べやすそうな餃子系も
食べやすそうな餃子系も

肉が陳列されている(一部加工)
肉が陳列されている(一部加工)

辛そうな四川料理や食べやすそうな餃子、そしてなんといっても目を引くのが陳列された肉の塊だ。丸焼きにされた鳥、豚足など、とても普通のフードコートではお目にかかれない肉たちがずらりと並んでいる。

威圧感
威圧感

各ブースから店員が何か話しかけてくるが、中国語で聞き取れない。そうこうしているうちに隣のスーパーからお客が流れてきたが、見渡す限りの中国人で完全にアウェイだ。とてもじゃないがこの中で1人、先ほどの肉塊にかぶりつく勇気は筆者になかった。

あたふたするジャパニーズを不審に思ったのか、四川料理屋の女性スタッフが日本語で話しかけてきた。

「おいしいよー ほんばしせんのあじ」

神...!ここで何か注文しようと思いメニューを見る。しかし、中国語だ。

何と書いてあるか分からないため指をさしてみると「すなぎも」というように教えてくれる。

一部メニューには日本語の貼り紙も。助かる
一部メニューには日本語の貼り紙も。助かる

「たんたんめん からさちょうせつできるよー」

スタッフが勧めてきたのは日本でもなじみのある担々麺。筆者はそれに従い「老四川担担面」を注文することにした。

購入には専用のカードが必要。筆者は持ち合わせていなかったが、スタッフが持っていたカードに商品分のお金をチャージしてくれた。毎回このように対応してくれるとは限らないので、そこは注意だ。

カウンターにはこんな紙が
カウンターにはこんな紙が

カウンターには「OK!持ち帰り!」との紙が掲示されている。食器は普通のフードコートと同じく、自分で片づける方式だ。

最初は少し身構えていたが、周囲が何を言っているか分からないせいで逆に不思議と心が落ち着いてきた。都会の喧騒に疲れた人にとっては、ある意味居心地良いかもしれない。

しばらくすると声がかかったので取りに行く。本場の味を食べてみようと、あえて辛さはそのままにした。

おいしそう
おいしそう

価格は680円、麺の量に対して具は多めだ。気になるお味の感想は...めちゃめちゃ辛い。

野菜がシャキシャキして食べごたえがあるのだが、辛すぎて味覚がマヒしてしまっている。タイで食べた激辛料理(タイ人にとっては普通)を思い出す。やはり辛さは調節してもらった方が良かったかもしれない。ヒイヒイ言いながら食べたせいもあってか、1杯で満腹になってしまった。

フードコートは16時前には多くの客でにぎわっていた。最初は躊躇してしまうかもしれないが、慣れてしまえば田舎のフードコートのような温かさがある。食べられなかった料理もたくさんあるので、筆者としても何度か訪れてみたいところだ。

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