「駅のトイレの行列に並んでいたら『大丈夫ですか』。声をかけてきた人は私の手を引いて...」（東京都・50代女性）

シリーズ読者投稿～あの時、あなたに出会えなければ～　投稿者：Kさん（東京都・50代女性）

その日、Kさんは友人たちと長岡花火を見に新潟へ行っていた。

その帰り、東京へ戻る新幹線に乗る直前でKさんは激しい腹痛に襲われて......。

＜Kさんの体験談＞

だいぶ前、友人達と長岡の花火大会に行きました。

美味しいお酒とつまみ、そして最高の花火を楽しんだ後、その日のうちに新幹線で東京に帰る私達は急ぎ足で長岡駅へ向かったのです。

激しい腹痛に襲われて...

幸い少し余裕を持って駅に到着し、各自お土産を購入して電車で落ち合う事になりました。

そんな中、私の体調に異変が。おなかにものすごい激痛が走ったのです。

たくさん飲み食いして動いたからでしょうか......。

トイレに向かいましたが行列で、そのまま並びましたが腹痛はひどくなるばかり。

「大丈夫ですか」と声をかけてくださった方がいましたが、返事も出来ない状態でした。

するとその方は、私の手をひいてそのまま前に進みました。

そして「体調悪い方がいるので先に譲ってください」とお願いしてくれたのです。

並んでいたら大変な事に...

あのまま並んでいたら多分、間に合わなくて大変な事になっていたと思います。

トイレから出た後、かなり後に並んでいた彼女にお礼を言うことしかできませんでした。

連絡先を聞いて改めてお礼するべきだったのに......。

今思い出しても感謝しかないです。おかげで大事に至らずにすみました。

譲ってくださった皆さまにも感謝です。

本当にありがとうございました。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて！

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式X（＠jtown_net）のダイレクトメッセージ、メール（[e-mail]）から、具体的な内容（どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度～）、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢（20代、30代など大まかで結構です）、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

（※本コラムでは、読者の皆さんに投稿していただいた体験談を、プライバシー配慮などのために編集している場合があります。あらかじめご了承ください）