山形さくらんぼに異変 規格外〝双子〟大量発生で生産者ピンチ⇒「食べて応援」通販スタート
Jタウンネット / 2024年6月7日 8時0分
日本で一番サクランボが生産されている県、山形。昨2023年は、全国で収穫されたサクランボの実に75%が山形産だった。
しかし、2024年、そんな山形県産サクランボに、ある異変が発生しているという。
6月4日、産直グルメEコマース「うまいもんドットコム」や東京中央卸売市場直結EC「豊洲市場ドットコム」を運営する食文化社(本社:東京都中央区)のプレスリリースによると、今年の山形では、あまりにも多くの「双子果」が実ってしまっているという。
双子果のサクランボとは写真の通り、2つの実がくっついてしまった果実のことだ。
一見、お尻のようで可愛らしいが、正規品として出荷できない「規格外品」。生産者にとっては困りものである。
例年なら、この「双子果」は間引かれてきた。
しかし、前出の通り、24年はこれがあまりにも多い。双子果が多いのは23年の夏の猛暑が影響していると考えられるという。
困りものの規格外品を商品化
5月21日に山形県さくらんぼ作柄調査委員会が発表した調査結果によると、24年の予想収穫量は、双子果を含めれば平均並み。
しかし、双子化は取り除かれるため、実際の予想収穫量は平年比91%になるという。
双子果を取り除くことでこんなにも減ってしまうなんて......生産者にとっては厳しい状況だ。
――そこで立ち上がったのが、食文化社である。
同社はこの双子果を「双子さくらんぼ」として商品化。収穫でき次第順次出荷し、インターネット通販を通して販売することを決定した。
種が2つあるため可食部は少なめだが、味は間違いなく山形のサクランボ。そのまま食べてもおいしいし、明るい色のものはジャムやコンポートなどに加工するのがオススメとのことだ。
23日ごろまでは佐藤錦、それ以降は紅秀峰が出荷される予定。
双子でも全然いいじゃん! という読者は、「うまいもんドットコム」や「豊洲市場ドットコム」から購入可能だ。
「双子さくらんぼ」としての選果基準がまだ成り立っていないため、果皮にスレ・キズがある果実が入る場合もあることも、ご了承を。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
双子サクランボ、愛らしく 山形、昨夏の猛暑で増加か
共同通信 / 2024年6月26日 17時35分
-
山形のサクランボが大幅な収穫減、小さい実や収穫しきれないもの多く…出荷量が昨年比4割の地域も
読売新聞 / 2024年6月24日 7時21分
-
「春日居の桃」の人気の高い品種を全5回のリレー形式でお届けします!私たちが惚れ込む山梨の特別な桃をご賞味ください
PR TIMES / 2024年6月15日 11時15分
-
今年はウメ・サクランボが不作 昨年の猛暑・暖冬の影響で出荷量が大幅減
ウェザーニュース / 2024年6月15日 5時10分
-
産地で増加している「双子果」を全国の桜桃好きの方のもとへ届ける「双子さくらんぼ」。正規品が少ない=生産者の収入が減ってしまう、という現状を打破するお取り寄せ企画です。
PR TIMES / 2024年6月4日 18時15分
ランキング
-
1新宿で路地裏グルメの隠れバー探索 訪日観光客に「人気の体験」第1位
OVO [オーヴォ] / 2024年6月26日 16時42分
-
2<独自>朝鮮学校に「南北統一」教育禁じる指示 総連内部文書 韓国との平和統一放棄で
産経ニュース / 2024年6月26日 17時44分
-
3《時代を敏感に感じ取ってきた女性芸人たち》日常的だった「容姿いじり」からの脱却、変化するその環境や意識
NEWSポストセブン / 2024年6月26日 7時13分
-
4去年の日焼け止めは効果ナシ!?正しい使い方&おすすめ商品3つ
つやプラ / 2024年6月26日 12時0分
-
5渡部建「地上波生出演」に嫌悪を感じる人がいる訳 「明らかな緊張」の裏にある渡部氏の心情とは?
東洋経済オンライン / 2024年6月26日 12時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください