〝金属部品の写真〟にしか見えないが... 「ドッキリ画像かと」「目がおかしくなりそう」と12万人驚愕
Jタウンネット / 2024年6月21日 14時0分
突然だが、まずはこちらの画像をご覧いただきたい。
こちらは2024年6月19日、Xユーザーの大森浩平(@kohei6620)さんが投稿した写真。
水に濡れたようなナットの上に、こちらも水滴がついたようなボルトが置かれている。
この、何の変哲もない部品たちが写った1枚の写真には、12万件を超えるいいね(20日夕時点)が集まっている。
確かにものすごく写真写りがいい部品たちだけど......そんなに話題になるほどだろうか?
不思議に思った読者には、大森さんが写真に添えた呟きを読んでもらおう。
「鉛筆で5ヶ月ほどかけて描いた」
「鉛筆で5ヶ月ほどかけて描いたボルトとナット、今思えばちょっとどうかしてた」
そう、あの1枚は大森さんが描いた「鉛筆画」だったのだ!
にわかには信じられない事実に、ユーザーからはこんな声が寄せられている。
「どれだけ拡大しても実物にしか見えない...」
「あっはっは、またご冗談を 写真を貼っただけじゃありませんか」
「今まで見た作品の中で一番すごい... なんで銀色に見えるんだろ...。すげぇ」
「写真と見間違うほどで...ドッキリ画像かと思いました」
「陰影の取り方にボケ足の表現、金属加工品の細かな質感の再現。 目がおかしくなりそうだ」
20日、Jタウンネット記者の取材に応じた作者・大森浩平さんは岡山県在住の鉛筆画家。
描くのは腕時計やスプーンなど、金属製のアイテムばかり。カラーの物体をモノクロで描くよりも、魅力や美しさが引き立つと考えているからだと語る。
話題のボルトとナットは2017年に制作したものだ。
H~4Bまでの鉛筆を、濃さや細やかさに合わせて使い分けている。
こだわったのは構図やライティング。モチーフの美しさや魅力が最大限引き立つようにしたという。
「特にボルトの作品は約280時間をかけていて、今ではもう再び描けないほどの細部への描き込み具合で、まさに『どうかしてた』と思います笑」(大森さん)
全身全霊を込めて生み出した作品がX上で大きな反響を読んだことについて、大森さんは次のように語っている。
「ただ今初個展中で、直接の反応やお言葉 ネット上での反応やお言葉、それぞれとても嬉しく思います。今後の活動の励みになります」
大森さんの初個展「大森浩平展」は、瀬戸内市立美術館(岡山県瀬戸内市)で6月30日まで開催中だ。
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