「過去からの手紙」に6万人感涙 高校時代のタイプカプセルを、当時からの友人と掘り返したら...

学生の頃に埋めたタイムカプセルが、奇跡的に見つかった――。

そんな呟きとともにX上に投稿された「自分宛の手紙」が大きな反響を呼んでいる。

こちらは2024年7月14日、大阪在住のXユーザー・うぃっぺん（＠weepen_diva）さんが投稿した写真。

年季の入った手紙に綴られているのは、こんな内容だ。

「でもきっと、頑張ってるとこちゃんと見てくれてる人がいるはず」
「いっぱい味方がいるはず」
「私がためこむ性格だから書いておきます」
「1人で苦しまないでね。頼っても意外とやっていける。大丈夫」
「まぁ皆でタイプカプセルを開けて、私はこの手紙を読んでクスッと笑ってるような幸せな未来になってるといいね」

過去の自分からのエールに、Xユーザーも感涙。6万件を超えるいいね（17日夜時点）のほか、こんな声が寄せられている。

「自分からの手紙なんて泣いちゃうよ」
「素敵すぎて泣いちゃった　お人柄が出てて素敵やん...」
「電車の中で泣いてしまった　今日涙腺がダメな日かも」

Jタウンネット記者は16日、うぃっぺんさんに詳しい話を聞いた。

10年越しのタイムカプセル

うぃっぺんさんによると、タイムカプセルを作ったのは高校3年生の時。10年ほど前のことだ。

当時の仲良しグループと作り、卒業記念に学校の校庭に埋めたと振り返る。

「高校生活が終わってしまう寂しさや、でもなんだかんだこのメンバーとはずっと一緒に過ごしていそうだなという気持ちで書いた(埋めた)ように思います」（うぃっぺんさん）

当時の予想通り、メンバーとは現在に至るまで1～2か月に1度遊ぶほど仲よし。

そして手紙には、当時大好きだった初音ミクのイラストと、「お絵描き、続けていて欲しい」「この絵が恥ずかしいと思えるぐらい、絵上手くなっててね！！」という願いも添えられていた。

投稿によると、うぃっぺんさんはその言葉通り、今も変わらず初音ミクのイラストを描き続けているという。

そんな月日を過ごし、迎えた24年7月14日。みんなで開封会をすることになり、タイムカプセルを掘り起こし、自分からの手紙が"届いた"。

「ひたすら自分のことを心配したり励ましたりしている辺り、自分らしいなぁと思いました」
「内容は薄らとしか覚えていなかったので、過去の自分の書いたことながら優しくて温かい気持ちになりました」（うぃっぺんさん）

他の誰でもない、自分からの気遣い溢れる言葉の数々。手紙を読んだうぃっぺんさんは、

「いっぱい気にかけてくれてありがとう、元気に過ごしてるし皆仲良しだよ。開封会盛り上がったよ。と伝えたいです」

と過去の自分への感謝を語った。