深谷駅は「深谷ねぎ」に支えられているらしい 衝撃の〝巨大ネギ柱〟に9万人クスリ

2024年7月10日、Xに次のような画像が投稿され、大きな話題となっている。

......巨大な、ネギ！？

天井まで届くそれらが、紫色のテープで束ねられているようだ。　写真をよく見ると、奥にもネギが......。

これは一体、何事か？

投稿者「たかな＠高側道の人 」（＠takana_sokudo）さんは、写真とともにこう呟いている。

「JR深谷駅の柱が深谷ねぎだった」

なるほど、JR深谷駅の柱は、深谷ねぎらしい。

ユニークな試みには、X上で9万を超える「いいね」（17日夕時点）のほか、

「ネギかと思ったら、ネギだった」
「こういうの好きです」
「粋ですね」
「可愛い」
「見事に深谷(駅)を支えてますね」

といった、絶賛の声が寄せられている。

Jタウンネット記者は、投稿者・たかなさんと、巨大ネギの設置者に詳しい話を聞いてみた。

深谷らしいもので、インパクトのあるものを

投稿者・たかなさんによると、ネギがそびえ立っていたのはJR深谷駅の南口（東側）のNEWDAYS前。「深谷駅の駅舎が東京駅の様な外観で珍しいなと思って見に行ったら、たまたま見つけました」と、語る。

「何故ネギなのか、最初は分からなかったのですが深谷ねぎだと気がついた時に、これは上手いなと思いました。色も鮮やかで目立っていい！とも感じました」（「たかな＠高側道の人 」さん）

もう一度写真をよく見ると、ネギに巻かれた紫色のテープ（のデザイン）には、「深谷市」と書かれている。

Jタウンネット記者は、深谷市役所にもこのネギについて確認してみた。取材に応じた都市計画課の職員によると、円柱を深谷ねぎに仕立て上げたのは、市だという。

駅の中にある深谷市が管理するギャラリーの活用を勧める方法として、2023年の3月、ネギを印刷したラッピングを円柱に設置したそうだ。

「深谷らしいもので、インパクトのあるものにしたいと考え、ネギのラッピングにしました」（深谷市・都市計画課職員）

深谷ねぎは、ネギのブランドとして全国的に知られている。

深谷駅に着いて巨大なネギ柱に出迎えられれば、相当なインパクトがありそうだが......今まで、それほどの反応はなかったという。

「設置後1年以上経ったのに、なぜか今回のXの反響が最大でした」と、同職員は首をひねった。

ところで、深谷市といえば渋沢栄一の生地でもある。

新一万円札の登場で脚光を浴び、訪れてみたくなっている人もいるだろう。

その時には、巨大深谷ねぎにも会いに行ってみては？