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福島の〝桃ジュースが出てくる蛇口〟に2.7万人垂涎 「夢のよう」「なんて魅力的」

Jタウンネット / 2024年8月3日 7時0分

福島の〝桃ジュースが出てくる蛇口〟に2.7万人垂涎 「夢のよう」「なんて魅力的」

愛媛・松山空港では蛇口からみかんジュースが出る。香川・空港では蛇口からうどん出汁がでる。

そして、福島・国見SA下り線でも、蛇口から水以外のものが出るらしい。

この猛暑のせいでお湯が......というわけではなく、ハンドルをひねると出てくるのは、冷たくて、さわやかな甘さの――

「蛇口から桃ジュース」

桃ジュースである。

桃でいっぱいのボックスの上に備え付けられた相当大きな桃のオブジェに、しっかりした蛇口が付けられている。桃好きにはなんともそそられる仕掛けだ。

この蛇口をひねって、桃ジュースを思い切り出して飲みたい......。そんな妄想がふくらむ。

2024年7月23日、福島県復興シンボルキャラクター「キビタン」の公式Xアカウントがこの装置を紹介したところ、2万7000件以上のいいねを集めるなど話題に。

ユーザーからは、こんな声が寄せられている。

「見た目のインパクトwww」
「わ~っ、飲みたい~」
「こんなの飲みに行くしかない!」
「夢のような」
「なんて魅力的な蛇口なんでしょう」

いったいどんなきっかけでこのユニークな桃オブジェは誕生したのか?

Jタウンネット記者は、東北自動車道の国見SA下り線に話を聞いてみた。

スタッフのひらめきから生まれた、こだわり満載の設備

東北自動車道の国見SA下り線フードコート、Sweets monmo「蛇口から桃ジュース」

Jタウンネットの取材に応じた国見SA下り線の支配人によると、きっかけは2020年に実施された国見SAのリニューアルだった。

令和5年産農林水産統計を見ると、福島県の桃の生産量は山梨県に次いで全国2位である。

国見SAが位置する福島県国見町は、その中でも主な生産地のひとつだ。町の公式サイトによると、町というくくりでは全国トップの出荷量を誇る。

比較的寒暖の差がある内陸性の気候で、夏は暑く、冬はしっかりと寒い。

「特に梅雨明け後の盆地の暑さはグレートですが、この暑さが甘くて色づきの良い、種類も豊富な国見町のももを育んできました」(町公式サイト内「国見町のおいしい自慢」より引用)

県の主力品種「あかつき」はもちろん、「暁星」「まどか」「紅博桃」「川中島白桃」「さくら」などなど、さまざまな品種が夏から秋にかけて生産されているらしい。

国見SAでは町と県の特産品である桃を今後もさらにアピールしていきたいと、桃をキーワードに目玉商品の開発を進めたという。

「弊社スタッフの『蛇口から桃ジュース出てきたら、面白いよね』というひらめきから、デザインなどの試行錯誤を繰り返し、現在に至っています」
「桃の形状から蛇口の位置、台座の木目などにもこだわりました。設置場所も、子供たちからジュースの補充が見えないような工夫を加えたり、実はこだわり満載です」(国見SA下り線支配人)

「蛇口から桃ジュース」1杯400円

福島県産桃のジュースが出てくる「蛇口から桃ジュース」は、さわやかな甘味と香りで、ゴクゴク飲めると、とくに家族連れの旅行客に好評だという。

桃の主な生産時期、7月から9月中旬には、桃の品種を2週間ごとに入れ替えながら、「蛇口から桃ジュース」として提供されるそうだ。

8月4日には、国見SA下り線にて、福島のくだもの・福島のPR活動を行うキャンペーンクルー「ミスピーチ」による試食販売も行われる。

アンケートに答えると、蛇口から桃ジュースで使えるミニカップのプレゼントも。

東北道・国見SAは、福島県と宮城県の県境に近い。北へのロングドライブを目指す人には、一息つくのに絶好の場所と言えるかもしれない。

「蛇口から桃ジュース」でリフレッシュして、安全運転を心がけていただきたい。

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