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〝身も心も涼しくなる吊り橋〟に危険な暑さを忘れそう 奇橋「祖谷のかずら橋」が怖ろしいほど幻想的

Jタウンネット / 2024年8月4日 7時0分

〝身も心も涼しくなる吊り橋〟に危険な暑さを忘れそう 奇橋「祖谷のかずら橋」が怖ろしいほど幻想的

身の危険を感じるほどの酷暑が続く今日この頃だが、X上で注目を浴びていた1枚の写真をみて一瞬、暑さを忘れた。

むしろうっすらと寒さを感じ、背筋がゾクゾクと震えてくるような......そんな光景を読者にもご覧いただこう。

「ベンジー」さん(@benzycocker)の投稿より

こちらは、Xユーザーの「ベンジー」(@benzycocker)さんが2024年7月29日に投稿したもの。

とても涼しげだ。......というか、なんだか怖そう。

ホラー映画の導入シーンのようでもあり、怖いけど先に進んでみたい、という困った心境に至ってしまう。

投稿によると、この場所は「祖谷(いや)のかずら橋」。

祖谷といえば、四国の深山にある秘境。平家にまつわるさまざまな伝承も残されているらしい。

そんな場所にある吊り橋に、X上ではこんな声が寄せられている。

「結構揺れそうですね」
「荒々しく結ばれたロープが迫力あって進むのドキドキします」
「迫力あって渡りたくなるけど 渡ったら帰ってこれなさそうです」
「深い緑の中に吸い込まれそうな雰囲気も良いですね」
「涼しくなるお写真ですね」

こういった反応に対して、ベンジーさんは「身も心も涼しくなります」と返している。

見るからに涼し気な「祖谷のかずら橋」、いったいどんなところだったのか?

屋島の合戦に敗れ逃れた平家落人伝承

記者の取材に応じた投稿者・ベンジーさんによると、話題の写真を撮影したのは2023年9月中旬。まだ暑い日が続く頃だったという。「関西出張を終え有給を利用し、以前より計画していた四国のスポット巡りの際に計画し訪れました」と語る。

「平家一族の哀話を秘める秘境『祖谷』にある日本三奇橋と言われる、シラクチカズラで作られた吊り橋は幻想世界のようでした」(ベンジー」さん)

「ベンジー」さん(@benzycocker)の投稿より

平家一族の哀話とは何だろう? 三好市公式観光サイト「大歩危祖谷(おおぼけ・いや)ナビ」を覗いてみると、次のように解説されている。

「急峻な四国山地に抱かれた祖谷地域は、屋島の合戦に敗れ逃れた平国盛と安徳帝の一行が、平家再興を願い土着したと伝わる隠田集落であり、近代まで外部との交通が隔絶されていたために、中世以来の生活様式や独特の風俗が原形に近い状態で残されている」(三好市公式観光サイト「大歩危祖谷ナビ」より)

平家の落人が追手から逃れるために、あえて切り落とせるようにシラクチカズラを編み重ねて作ったとする説や、四国を巡行していた弘法大師・空海が困っている村人のために作ったとする説など、その由来は諸説あるという。

勇猛果敢な鎌倉武士の執拗な追及から逃れるために作られたのかもしれない、と考えると......さらに身も心も涼しくなりそうだ。

夏の暑さに飽き飽きしたら、祖谷のかずら橋でスリリングな体験をしてみるのは、いかがだろう。

源氏、鎌倉武士一族のご子孫は、用心してお渡りいただく方がよいかもしれない。渡った先に、平家の落人が現れたりして......。

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