コミケ直前に発生した「新人いびり」に8万人戦慄 古参で〝後輩〟囲い込み...「不良漫画でよく見る構図」

お金をおろしたら、何だか物騒な状況が生まれてしまった......。

そんな投稿が、X上で話題となっている。

床に、大量の1000円札が仁王立ち。

それだけでもう意味が分からないが、とりあえずよく見てほしい。

紙幣のほとんどは野口英世デザインの旧札。それらが中央に1枚っきりで立つ北里柴三郎デザインの新札を取り囲んでいるのだ。

大勢の野口たちに囲まれ、逃げ場がなさそうな北里。心細げである。

2024年8月6日、Xユーザーのalbum（＠album_ad_medic）さんは画像と共に、こうつぶやいている。

「コミケ用に千円札いっぱい下ろしたら1枚だけ新札混ざってたので新人いびりしてる」

どうやら、紙幣界隈にも先輩後輩の関係がある......らしい。

1000円札を大量に引き出したら...

投稿者・albumさんは、2024年8月11・12日に開催される「コミックマーケット104」に参加予定。初参加のため不安もあり、1000円札を大量に引き出した、と取材に語る。

「たまたま1枚だけ新1000円札が混じっており、きのこ×たけのこ論争でよく貼られるような、片方が集団でボコボコにされてる画像を思い出し、暇つぶしに撮影してしまいました」

多勢に無勢ともなると、この構図が浮かんでしまう気持ちは、わかる......。

野口軍団の北里いびりに対し、X上では8万3000件（9日昼時点）を超える「いいね」のほか

「真ん中に知らんおっさんおって草」
「おっさんたちが戯れてるw」
「どう見ても主人公に倒されるヤンキーの群れ」
「チャンピオンの不良漫画でよく見る構図」

といった反応が寄せられている。

これを受け、albumさんは

「こんなくだらないツイートに反応してしまう皆さんは間違いなく疲れてますが、元気にコミケ参加してほしいです」

とコメントした。

ちなみに今回北里柴三郎は"新人"として野口英世たちに囲まれてしまっているが、細菌学者としては野口英世のほうが北里柴三郎の弟子にあたる。つまり後輩である。

野口が細菌学の道に入ったのは、北里が所長を務める伝染病研究所（福沢諭吉が設立を支援）に助手として採用されてからだし、アメリカでの研究をスタートできたのも北里の紹介状があったからだという。

そう思えばむしろ、ものすご～く感謝の気持ちを伝えているように見えてくるような......？

何はともあれ、みんなで仲良くコミケを楽しんでほしいものだ。