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「小3の僕の浮き輪を掴んで岸に向った若い男女。浜についた途端、僕は親の所へ走ってしまい...」(北海道・60代男性)

Jタウンネット / 2024年8月29日 17時7分

「小3の僕の浮き輪を掴んで岸に向った若い男女。浜についた途端、僕は親の所へ走ってしまい...」(北海道・60代男性)

シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Oさん(北海道・60代男性)

Oさんは小学生の頃、泳ぎが苦手だったという。

それでも家族で行った海水浴では、浮き輪を使って遊んでいた。

すると、気づいた時には......。

浮き輪で遊んでいたけれど...(画像はイメージ)

<Oさんの体験談>

今から50年ほど前、家族で海水浴に行った時のことです。

当時僕は小3くらいで、泳ぎは不得手だったので浮き輪を使って遊んでいました。

遠浅の海だったので、比較的安全な海水浴場だったのですが......。

若い男女が近付いてきて...

僕は浮き輪を使って泳いでいるうちに、子供では足が届かないところほどの沖に出てしまったのです。

戻ろうと思って岸に向かって泳ぐのですが、一向に近づきません。今思えば離岸流に乗ってしまったのかもしれません。

おまけに、浮き輪も少し空気が抜けてきていることに気づき......。このままおぼれてしまうのではないかという恐怖でもう半べそです。

海水浴場で...(画像はイメージ)

そんな様子に若い男女が気付いて近寄ってきて、僕の浮き輪をつかんで岸の方まで連れて行ってくれました。

浜についたとたんホッとして、一目散に親のところまでかけて戻り、ことの顛末を話しました。

そこで改めてお礼の一言も言っていなかったことに気づき振り返りましたが、たくさんのひとに紛れてもう見当たりません。

そもそも、溺れるのではないかという恐ろしさと、助けてくれる人がいてよかったと思う気持ちで一杯で、助けてくれた人の顔を見る余裕もろくになかったので、探しようもありませんでした。

あの時は、助けてもらったのにお礼も言わず、すみませんでした。

届かないかもしれませんが、改めてお礼を言わせてください。

本当に本当にありがとうございました。


誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

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(※本コラムでは、読者の皆さんに投稿していただいた体験談を、プライバシー配慮などのために編集している場合があります。あらかじめご了承ください)

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