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「凄麺」が地元の味を熱烈再現 茨城「けんちんそば」カップ麺のクオリティがスゴかった

Jタウンネット / 2024年10月13日 19時0分

ヤマダイ「凄麺 茨城けんちんそば」

マニアと味わう「ご当地カップ麺」の世界

第百四十三回 ヤマダイ「凄麺 茨城けんちんそば」

文・写真:オサーン


カップ麺ブロガーのオサーンです。

「ご当地カップ麺」連載の第百四十三回目となる今回は、茨城県のご当地料理「けんちんそば」の味をカップ麺で再現したヤマダイのカップ麺「凄麺 茨城けんちんそば」を紹介します。

ヤマダイ「凄麺」といえば全国津々浦々のご当地麺を再現していることでおなじみですが、今回はヤマダイのお膝元・茨城県の名物ご当地麺。いつも以上に気合の入っているのではないでしょうか。

ヤマダイ「凄麺 茨城けんちんそば」

茨城の「けんちんそば」を茨城の「ヤマダイ」が再現

「けんちん汁」は日本全国で親しまれる汁物料理で、その起源は精進料理と言われています。

各地で独自進化を遂げており、今回のカップ麺で再現されている「けんちんそば」は、そばの生産が盛んな茨城県で生まれた、そばつゆ代わりに「けんちん汁」を使う麺料理です。

茨城県の麺料理は珍しい?

全国には数多のご当地麺があり、カップ麺でも様々に再現されてきました。

そして、茨城県には「ヤマダイ」の他に「麺のスナオシ」もあるなどインスタント麺やカップ麺の生産が盛んなのですが、茨城県の麺料理を再現したカップ麺はこれまであまりなかったように思います。

筆者は長年運営しているブログで、これまでに1万食ほどのカップ麺をレビューしてきましたが、茨城のご当地麺を再現したカップ麺、もしくは茨城のお店の味を再現したカップ麺は今までにひとつもありませんでした。

おそらく筆者のカップ麺ライフの中で、茨城県の麺料理出自のカップ麺を食べるのは初めてではないかと思います。

全国のご当地麺を「凄麺」ブランドでこれでもかと再現してきたヤマダイ。同じ北関東の栃木県のご当地麺「佐野ラーメン」は古くから再現しているし、地元・茨城の麺料理の再現は悲願だったのではないかと勝手に想像していました。

「凄麺 茨城けんちんそば」の内容物

今回の商品は、カップ麺では珍しいノンフライ麺のそば、しかも茨城県名産の「常陸秋そば粉」を20%使用したものを用い、さらには茨城県産のれんこんまで使って茨城全開です。

「凄麺 茨城けんちんそば」の内容物

別添袋は3つで、カップにはノンフライそばの乾麺が入っています。

フタを開けた段階からそばの良い香りが漂ってきました。

そばの香りがしてくる

先入れの「かやく」を麺の上に開けた状態。

カップ麺ではあまり見たことのないれんこんや里芋が入っており、期待が膨らみます。

真っ黒なつゆにあの隠し味!

「凄麺 茨城けんちんそば」完成

つゆは、かつおや昆布のだしを効かせた醤油味。

真っ黒な色味なので、本来すまし汁であるけんちん汁よりもそばつゆに近い印象を受けますが、色味の割には醤油の塩気や香りは刺さってきません。

甘みとともにごぼうや椎茸の風味があり、味にはけんちん汁らしさが感じられます。

油分はほとんどなくスッキリした味

そして最も大きな特徴は、ほのかながら鼻に抜けるごま油の風味。

香りはそれほど強くないにもかかわらず、特有の香ばしさがとても目立っていました。

けんちん汁でも隠し味として使われることが多いごま油。今回のつゆでも、和風味のつゆをさらに風味豊かにしていました。

「常陸秋そば粉」使用の香りの強いノンフライそば

「常陸秋そば粉」を使ったノンフライのそば

麺は、中細ストレートのノンフライそば。

茨城県名産の「常陸秋そば」といえば香りの良さで全国的に有名ですが、今回の麺ではそのそば粉を20%使用しているとのこと。

カップ麺としてはそばの香りがとても強く感じられ、カップ麺離れした風味が楽しめました。

「常陸秋そば粉」を使用していることに加え、油揚げ揚げていないノンフライそばなので雑味が少ないこと、そしてつゆの味がおとなしいためそばの風味を引き立てていることなどが、そばの香りが強い理由としてあげられそうです。

また、コシの良さもノンフライ麺ならではで、気泡が多くなる油揚げ麺では表現しにくい締まったそばの食感が印象的でした。

香りも食感も文句のない、文字通り「凄麺」です。

茨城のレンコンは日本一!

けんちん汁らしい具の組み合わせ

具は、豆腐、きざみ揚げ、ネギ、、里芋、そして、茨城県産のれんこん。けんちん汁らしい組み合わせで、かなり雰囲気が出てますよね。

ちなみに茨城県産のれんこんは国内生産の半分以上を占めるなど、圧倒的なシェアを誇ります。

茨城県は農業の優等生で、白菜やピーマン、メロンなどなど、多くの農作物で生産量全国1位。

地域にもよるのでしょうが、筆者がスーパーでなんとなく手に取る野菜・果物のラベルには「茨城県産」と書かれていることがすごく多いように思います。

"茨城生まれ茨城育ち、うまそなやつはだいたい茨城"状態です。

れんこんや里芋が大きな特徴

れんこんと里芋は、さすがに湯戻しが難しい根菜なのでカットが小さかったり薄かったりなのですが、それでもきちんと「らしさ」が感じられて良かったです。

とはいえ、今回の里芋はカップ麺としてはカットが大きめ。湯戻し前は中と外で加工が違うような色味をしていました。湯戻ししやすいような工夫がされているのかもしれませんね。

地元愛炸裂のカップ麺

そば粉やれんこんが茨城県産という、溢れる地元愛。カップ麺で「けんちんそば」という独創的な着眼点。そして「凄麺」全般に言える品質の割に安価な価格設定(税別255円)。

そんな魅力が全開の「凄麺 茨城けんちんそば」。いつも以上に作り込んできている印象を受けました。

「凄麺」からはこれまでにもご当地愛溢れる商品がたくさん出てきていました。

中でも以前レビューした「信州味噌ラーメン」や「八幡浜ちゃんぽん」は気合が入っていると感じていましたが、今回の「茨城けんちんそば」もそれらに負けないほどに地元愛が炸裂しています。

ぜひともおすすめしたい素晴らしい商品でした。

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